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TV局の若いAD「フェイスブックは実名だから真実しか書かれていない」と信じる者も…ネット情報使用禁止へ!?

TOCANA のロゴ TOCANA 2017/08/21 株式会社サイゾー
© TOCANA 提供

 インターネット上に存在する情報をそのまま番組内で使用したため、結果として事実とは異なる情報を世の中に発信してしまうミスがテレビ業界では頻発している。

 不特定多数に発信するからには情報の裏取りは発信者の責務である。したがって、ネットを鵜呑みにする番組作りは当然批判されるべきだが、そんなミスが発端となって現場がおかしな方向に突き進んでいると聞いた。

「フジテレビは同じようなミスが相次いだので、社長が激怒するレベルの問題になっており、現場には『厳重注意』が言い渡されています。結果、フジはもちろん他局の番組でも何度も情報の吟味が行われるようになりました。しかし、そんな中、おかしなことを言い出す担当局員も出てきているんです」(番組制作会社スタッフ)

 おかしなこととは何か。

「簡潔にいえば、番組作りにおけるインターネットにある情報の使用禁止です」(同)

 ミスが続けばそんなことを言い出す人間が出てくるのも理解できるが、このような意向を受けて現場はさらに混乱しているという。

「ネット情報の使用が禁止だと、たとえ公式サイトに掲載している情報でもわざわざ電話をかけて企業や団体の広報への確認作業が生じます。先方からすれば『ホームページを確認ください』で済む話をしなければならないので、迷惑がられるんです。それに制作側の作業効率も落ちます。局からすれば『ネットは信用できない』とのことですが、ネットに載っている情報には嘘もあれば真実もあるという認識を持ち、選別できる能力と裏取りできるノウハウを身につけさせるべきだと思うんです」(同)

 勝手にネットの情報を使っておきながら「ネットは信用できない」とはとんでもない言い分だ。たしかにこの関係者の話すように選別できる能力を育てるほうが先決だろう。

「今の若いADの中には『Facebook情報は実名で書いているから真実しか書いていない』などと本気でいっている人間もいます。そんなおめでたい考えがミスにつながっている側面もあるので、局として一切禁止にしたくなる思いも多少は理解できます。しかし、作業効率なども考えると、こうした人間に教育を行うのが先で、ネット情報使用禁止は論外だと思ってます」(同)

 同じミスを繰り返さないために対策を打つのは重要だが、禁止ではなく教育で乗り切ってほしいものだ。(文=吉沢ひかる)

※イメージ画像は、「Thinkstock」より

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