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V6井ノ原快彦、“地味にスゴい”演技力 『警視庁捜査一課9係』の安定感を読む

Real Sound のロゴ Real Sound 2017/04/28 株式会社サイゾー
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 『あさイチ』(NHK総合)や『出没!アド街ック天国』(テレビ東京系)の司会として活躍を見せるV6の井ノ原快彦。今やジャニーズを代表する司会者として、唯一無二のポジションを築いている。しかし、実は演技の面でも評価されているのをご存知だろうか。今回は、井ノ原の演技の魅力について考えてみたい。 参考:森田剛の連続殺人鬼役は、なぜ恐ろしいのか? “心の内を読ませない”驚異の演技  井ノ原の演技を見ると、“地味”という印象を受ける。しかし、良い意味でだ。同じグループの岡田准一や森田剛のように派手さはないものの、安定感が抜群なのだ。たとえば、現在出演中の『警視庁捜査一課9係 season12』(テレビ朝日系)。2006年から11年間続く人気シリーズで、井ノ原はメインキャラクターの浅輪直樹役を務めている。  4月26日の放送では、妹を庇って嘘の自供をした盲目のピアニストの心の内を暴いたり、現場に残されたブルーチーズの謎を解き明かすのにこだわったりと、「正義感が人一倍強く、曲がったことが大嫌い」な浅輪を、ブレずに演じていた。2006年に放送された『警視庁捜査一課9係 season1』の第1話と見比べても、演技のテンションが変わらない。もちろん、役柄としての成長や浅輪直樹を演じることへの慣れはあるのだが、演技は非常に安定しているのだ。  こうして井ノ原が安定感ある演技ができている要因は、大きく分けてふたつある。ひとつはもちろん“演技力”だ。今でこそ司会者としての活動が多いが、1990年代には多くのドラマに出演していた。しかも、『お金がない!』(フジテレビ系)、『若者のすべて』(フジテレビ系)、『銀狼怪奇ファイル』(日本テレビ系)、『コーチ』(フジテレビ系)、『サイコメトラーEIJI』(日本テレビ系)など名だたる作品に出演している。こうして磨いてきた演技力の評価は上々だ。  たとえば、『コーチ』で共演した玉置浩二は、『東京バンドワゴン〜下町大家族物語』(日本テレビ系)で井ノ原と共演を果たすと分かった際、「イノッチ、待ってたぞ! もう離れられないからな!」(引用:イノッチ、後輩・亀梨とドラマ初共演 玉置浩二とは17年ぶり/ORICON NEW)と熱烈に喜びのメッセージを送ったほどである。ネット上でも「イノッチは目立たないけどいい演技をする」という声が目立つ。  そしてふたつ目の要因は、器用さだろう。1990年代、様々なドラマに出演していた際は幅広い役を演じてきた。『銀狼怪奇ファイル』ではおっちょこちょいな新聞部員、『サイコメトラーEIJI』ではバカだが友情に熱い男、『若者のすべて』では主人公ふたりを滅多刺しにする少年……と変幻自在である。その器用さは演技だけにとどまらない。アイドルとしても歌・ダンス・アクロバットと、何でもこなしてしまうのだ。  たとえば、V6の名曲「Air」のイントロ部分を聞いていただきたい。井ノ原の繊細で優しい歌声をしっかり感じることができる。そして、数々のMVや歌番組、ライブなどでは、メンバーの中でも一際レベルの高いダンスやアクロバットを披露。また、仕事においてもドラマ、映画、バラエティ、情報番組、CM、舞台、雑誌連載など多方面で活躍している。この多岐にわたる活躍は、彼の器用さがあってこそなのだ。  高い演技力と器用さ、このふたつが武器となって井ノ原の演技は磨かれている。そして、安定した井ノ原の演技には、「この人の演技なら心配なく見られる」という安心感がある。ジャニーズには珍しいタイプの“安定感がある演技”は、この先も長く必要とされ続けるに違いない。(文=高橋梓)

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