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Windows 8を搭載した大画面“下克上”モデル「MB-W902B-SH」

2014/09/19

ゲーミングモデル並みの性能を備えた大画面コストパフォーマンスノート

マウスコンピューターの「m-Book W」シリーズ「MB-W902B-SH」

 マウスコンピューターの「m-Book W」は、17.3型ワイドのボディに高性能なパーツを搭載したハイエンドノートPCだ。17.3型クラスの製品では、ゲーミングPCブランドである「G-Tune」を冠したフラッグシップ機「NEXTGEAR-NOTE i970」もラインアップされているが、前回紹介した「NEXTGEAR-NOTE i970PA4-SP-W7」のように、性能がモンスター級だけあって価格も軽く30万円を突破してしまう。一方、今回取り上げる「m-Book W」は、ミドルレンジクラスのゲーミングノートPCに比肩する性能を持ちながら、構成によっては10万円以下の予算で手が届くのが魅力だ。

 実はこの「m-Book W」、以前「ゲーミングノートPCを食う"下克上"モデル」としてすでに紹介している(関連記事:ゲーミングPCじゃないのにすっごく速い!! 格安17.3型ワイドノート「MB-W900S-SH」の実力)。基本的なアーキテクチャや操作感などの詳細はそちらで確認して欲しいが、ここで取り上げた「MB-W902B-SH」は、主にコストパフォーマンスの面で注目に値する部分があるので改めて見ていこう。

※はキャンペーン適用後のスペック


 上の表を見ると分かるように、以前は期間限定キャンペーンで無償アップグレード対象だったCPUが、標準でCore i7-3630QM(2.4GHz/3.4GHz)になり、さらにメモリ容量が新しいキャンペーンによって16Gバイトへ増量できるようになっている。また、データ用のHDDを無償で1Tバイトに変更できるキャンペーンも継続中だ。ストレージの性能と容量を両立したダブルドライブ構成の本機で、さらに1Tバイトの保存領域を確保しているのは心強い。

 そのほかの変更点としては、液晶パネルの表面処理が非光沢なことと、光学ドライブがDVDスーパーマルチにダウングレードしていること、OSが最新のWindows 8になったことが挙げられる。そして最大のポイントは価格だ。光学ドライブがBlu-ray Discではないという点はあるものの、価格は1万円以上安い9万9750円と、10万円を切る価格を実現しているのだ(ちなみにBTOでBlu-ray Discを選択しても+7980円なので、MB-W902B-SHのほうがコストパフォーマンスは高い)。

17.3型ワイドの大画面かつ1920×1080ドット表示の広いデスクトップ領域が魅力の1つ。デスクトップPCから乗り替えるメインマシンとして十分活用できる。Webブラウズといった日常用途だけでなく、オフィス系ソフトとの相性もいい。非光沢液晶のため、光沢パネルに比べて彩度はやや浅く見えるが、仕事と遊びの両方で使うなら、映り込みがなく、目が疲れにくい非光沢パネルを好む人もいるはずだ(写真=左)。キーボードは広いボディを生かして10キーも備える。キーピッチは19ミリ、キーストローク2ミリを確保し、余裕を持ってタイピングできる。なお、タッチパッドドライバはELANのSmart-Padで、2本指での拡大/縮小/スクロールや3本指操作の機能も備えるが、評価機はやや反応が悪く、カーソルがひっかかるような場面もあった。また、タッチパッドとホームポジションの位置関係で誤動作しやすい(手のひらがパッドにかかってしまう)のも気になる。このクラスのノートPCは据え置きが前提なので、マウスを接続して利用するほうがよさそうだ。ちなみにBTOメニューには、Windows 8のタッチ操作に最適化されたマイクロソフトのTouch Mouseなど、8種類のオプションマウスがラインアップされているので、予算が許せば同時購入を検討したいところ(写真=右)

外装はグレー基調のシンプルなデザインで天板側にヘアライン風の加工が施されている(写真=左)。光学ドライブを搭載しながら、2.5型ドライブを2台搭載できるダブルドライブ構成が特徴。快適さと容量を兼ね備えるSSD+HDDのストレージ構成が光る。なお、強力なCPUとGPUの発熱は、ヒートパイプによって背面左側のファンから排気される。グラフィックス負荷の高いベンチマークテスト中は、静かな部屋ではファンの回転音が気になる(写真=右)

 

本体前面/背面。背面側にアナログRGB出力を搭載する。設置面積は413(幅)×277.5(奥行き)ミリ、高さは17.5~44ミリ。重量は約3.2キロで、基本的に据え置きでの利用が前提になる

 

 

ポート類は両側面にバランスよく振り分けられている。左側面手前から、光学ドライブとヘッドフォン、マイク、光デジタル音声出力、USB 2.0を搭載。右側面手前からメモリカードスロット(SDメモリーカード/メモリースティック/マルチメディアカード)と3基のUSB 3.0、HDMI出力、ギガビットLANが並ぶ


 それでは簡単なベンチマークテストで、前回取り上げたMB-W900S-SHと比較していこう。ただ、それぞれの評価機は、MB-W902B-SHが無償アップグレード適用後、MB-W900S-SHがアップグレード適用前になっている点と、OSが異なる点に注意してほしい。



CPU-Zの画面。標準でIvy Bridge世代のCore i7-3630QM(2.4GHz/3.4GHz)を採用する。6Mバイトのキャッシュを備えたクアッドコアCPUで、Hyper-Thredingによる8スレッド同時処理に対応。Turbo Boost時は最大3.4GHzで動作する(画面=左)。Windows 8のエクスペリエンスインデックスの画面。システムドライブにSSDを採用するため、プライマリハードディスクのサブスコアは8.1と高い値を出している。Windows 8を快適に操作できる(画面=中央)。CrystalDiskMarkの結果(画面=右)

 

グラフは左から、PCMark7、3DMarkVantage(Performance)、3DMark11(Performance)の結果


 結果を見ると、システムの総合性能を測るPCMark7および、グラフィックス性能を測る3DMarkVantageと3DMark11の双方で、従来機のMB-W900S-SHを上回るスコアを出している。MB-W900S-SHはキャンペーン適用前の仕様、かつOSの違いはあるものの、価格の差を考えればさらに魅力的なモデルに仕上がっていることは言うまでもないだろう。高い処理性能を持つCPUと大容量のメモリ、強力なグラフィックス機能、高速なストレージなど、最新の3Dゲームにも対応できる高い性能は、メインPCとして幅広い用途で活躍できるはずだ。

 「Windows 8を採用した最新ハイエンドノートをできるだけ安い価格で手に入れたい」と考えているユーザーにとって、"下克上"モデルとしてのコストパフォーマンスに磨きをかけた「MB-W902B-SH」は、要注目の1台といえるだろう。


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