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Xperia XZのカメラはどこまで進化したのか――iPhone 7 Plusと画質比較

ITmedia Mobile のロゴ ITmedia Mobile 2016/11/28
Xperia XZのカメラはどこまで進化したのか――iPhone 7 Plusと画質比較: 「Xperia XZ」 © ITmedia Mobile 提供 「Xperia XZ」

 スマホカメラの世界もなかなか激戦で、「iPhoneかXperiaか?」ってところにGalaxyが伸びてきて、かと思いきや、2016年は「HUAWEI P9」の評判が特によくてトップ争いに入ってきた。

 さあXperiaはどうするか。最新モデル「Xperia XZ」は、イメージセンサーなど基本的なところは前モデル(Xperia X Performance)と変わらないが、新技術があれこれ搭載されてきた。

 目指したのは「速くて正確で高画質」。基本性能の底上げだ。

●3つのセンサーってなに?

 Xperia XZを見て最初に気になったのが、カメラの下に付いている長細いエリア。

 一番下がフォトライトだ、ってのは分かる。その上の白い丸いパーツは何? 一番上は何かありそうに見えるけど、何が入っているの?気になるでしょ。

 今回はそこから話を始めよう。ポイントは、公式サイトでうたっている「3つのセンサー」。これはいったいどれが何をしていて、何に役立っているのか。

 こうである。

 一番上にある「イメージセンサー」はまあ要するにカメラ部である。1/2.3型で2300万画素の「Exmor RS for mobile」。積層型というソニー独自のセンサー。これはイメージセンサーの構造の話なので、まあユーザーは気にしなくていい。

 ポイントは1/2.3型は一般的なスマホのカメラより大きくて、普及型コンデジと同じサイズであることと、2300万画素もあること。画素数って多ければいいってもんじゃないけど、iPhoneの2倍弱である。

 このセンサーは「像面位相差AF」に対応している。これはAFを速くする。昔はセンサーが捉えた画像情報を元にフォーカスを合わせていたのだが、像面位相差AFはイメージセンサー上に距離を測るAF用の素子を混ぜることで、AFの高速化を図るという技術だ。数年前から一般的になり、iPhoneでも搭載している。

 ただ、そのAF専用の素子はすっごく小さい。小さいので光が弱い場所とツラい。そこで搭載されたのが「レーザーAFセンサー」。

 上の写真をよーく見ると、真っ黒の中に2つ穴が空いている。片方からレーザー光(目には見えません)を出し片方で受ける。それによって被写体との大体の距離を判別する仕組み。

 レーザー光の有効範囲は1mくらいだが、それがミソ。カメラのAFって光学的な特性上、被写体が近ければ近いほどピントがシビアになり、AFに時間がかかる。だから1m以上(遠距離)か以下(近距離)かが分かるだけでもAF速度が全然違うのだ。

 実際に試してみると、明るい部屋程度なら差はでないが、暗い場所になると確かにレーザーAFの方が早い(レーザーAFセンサーを指でふさいだり離したりして試すと分かる)。

 次のRGBC-IRセンサーはホワイトバランス用。IRは赤外線のこと。普通はイメージセンサーが捉えた画像でホワイトバランスを決めるのだが、どうしてもそれだけでは色がずれやすいシチュエーションがある。そのときこのセンサーが赤外線を検知して、色を正確に合わせるのだ。

 日中屋外のようなよい条件だとこれがあってもなくても関係ないが、日陰や人工照明下での色の再現性が上がるし、蛍光灯下での微妙な緑かぶりなんかも防いでくれる。

 どちらも撮影条件が悪いときに初めて仕事をするので、普段は目立たないけれども、さりげなくAFの速さと色の再現性の高さを実現してくれるのだ。

●24mm広角のアウトカメラ、風景や花を撮影

 ではちょいと「iPhone 7 Plus」と比べつつ画質チェック。まずはいつもの滑り台。Xperiaはおまかせオートで。

 一番の違いは画角。つまり写っている範囲の広さ。Xperia XZは24mm相当とiPhone 7 Plusより一回り広い範囲が写るのだ。これはもう一目瞭然の違いですな。

 もう1つは色。黄色いところを見比べると、iPhoneの方が少し赤みが差している。これは両者の画作りの違いだ。見た目にはXperiaの方が近い感じ。

 続いてあずまや。

 ディテールの描写力はXperia XZの方が上。画素数が2倍近くあると、けっこう違うのである。

 青空の描写はちょっと差が出た。

 次はホワイトバランスの差が出やすいシーンで。多くのカメラはiPhone 7 Plusのように背景が青っぽくなりやすいが、Xperia XZは(ちょっとフォーカスが甘くなってしまったが)色が自然で土の色もいい。

●人物作例&手を振って自撮り!

 人を撮るときはどうか。

 Xperiaの方がちょっと自然だ。陽射しが隠れた曇り空の下でも画質はいい。

 インカメラにすると「ハンドシャッター」を使えるようになる。カメラに向かって手のひらを出すと、それを認識して自動的に撮影してくれる。手を出してセルフタイマーが始まったら、その間に手を引っ込めてポーズをつければOK。

 美肌効果も自動的にオンになる。オフにもできるけど、極端な美肌効果ではないので常時オンでよいでしょう。

 インカメラの画素数は1300万画素。これはスゴい。iPhone 7 PlusやHUAWEI P9のアウトカメラより画素数が多いのだ。自撮りに使われるインカメラの画質向上はずっと課題だったのだが、Xperiaは1300万画素に達しているのである。

●夜や室内での画質は?

 夜や室内でも撮り比べ。たまたま訪れた「It's a SONY展」撮ってみた。同じ照明下でも微妙に色が違う。Xperiaの方が白がやや正確に出ている。

 室内で撮るときのホワイトバランスはかなりいい感じだ。

 さらに暗くなった夜。

 夜景と判断された(左下に夜景マークが出ている)。

 次回は、Xperia XZのカメラで「いいところ」と「残念なところ」をまとめてみたい。

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