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Xperia XZ1/XZ1 Compactは何が新しい? 従来機と比較する

ITmedia Mobile のロゴ ITmedia Mobile 2017/09/04 18:04
Xperia XZ1/XZ1 Compactは何が新しい? 従来機と比較する: 上が「Xperia XZ1」、下が「Xperia XZs」。パッと見の違いは分かりにくい © ITmedia Mobile 提供 上が「Xperia XZ1」、下が「Xperia XZs」。パッと見の違いは分かりにくい

 ドイツの家電ショー「IFA 2017」に合わせて、ソニーモバイルがXperiaの新機種を発表した。注目は、日本での発売も予想されるフラグシップ機「Xperia XZ1」と、XZ1相当の機能をコンパクトボディーに詰め込んだ「Xperia XZ1 Compact」の2機種だ。ぱっと見たところ従来機との違いが分かりにくいが、これら2機種は何が変わったのか? 従来機とスペックを比較しつつ見ていきたい。なお、スペックはグローバルモデルを参考にしている。

●Xperia XZ1とXperia XZ/XZsの違い

 まずはXperia XZ1から。スクエアなメタルボディーや側面の指紋センサーなど、基本的なデザインはXperia XZ/XZsから大きくは変わっていない。

 ただ、外側からは分かりづらいが、ボディーの構造は変わっている。Xperia XZ/XZsは背面と側面を接着していたが、Xperia XZ1では背面と側面が一体となった“バスタブ構造”を採用しており、ソニーモバイルいわく、曲げとねじれの強度がXperia史上最高に強化された。また背面〜側面に継ぎ目がなくなったことで、より美しくなった印象を受ける。一方、4つのコーナーは依然として角張っており、握ると少し違和感を覚えるかもしれない。

 ディスプレイ面には従来機と同様、ベゼルが残されており、斬新なデザインには感じられない。Xperiaではディスプレイの高画質化にも注力しているが、ベゼルがなくなれば、高画質化がより際立つ……気がする。単純な見た目のインパクトも含め、“ベゼルレス”のデザインにはチャレンジしてほしいと思う。

 スペックで注目したいのが、プロセッサがXperia XZ/XZsのSnapdragon 820から835に変更されたこと。これによって理論値で下り最大1Gbpsの通信が可能になり、国内で発売されれば、ドコモの最大788Mbpsやauの最大708Mbpsといった高速通信も利用できるはず。ちなみにXperia XZ/XZsの下り速度は理論値で最大600Mbps。

 気掛かりなのは、バッテリー容量がXperia XZ/XZsの2900mAhから2700mAhに減ってしまったこと。より省エネ性能が向上したSnapdragon 835を搭載しているとはいえ、それが200mAhの差分を補うほどなのか、つまりスタミナが下がっていないのかは気になるところだ。

 カメラモジュールはXperia XZsと同じで、ソニーのメモリ積層型CMOSセンサー(Exmor RS for mobile)を用いた「Motion Eyeカメラシステム」を継承。XZsからの進化点として、人間の笑顔を検出した先読み撮影が可能になった。特に、笑ってほしいときに笑ってくれないことが多い赤ちゃんや子どもの撮影時に重宝しそうだ。

 もう1つ、カメラ機能で注目したいのが「3Dクリエーター」。アウトカメラで3Dスキャンした顔のデータからアバターを作り、カメラ撮影時に合成したり、SNSのスタンプとして使ったりできる。カメラやSNSの新しい楽しみ方を提案してくれそうだ。

 インカメラ(1300万画素)はXperia XZ/XZsから大きな変更はなく、防水性能や指紋センサーも据え置き。

 サイズは厚さがXperia XZ/XZsの8.1mmから7.4mmに薄くなった一方で、バスタブ構造の影響か、幅は72mmから73mmへと1mm増えている。

 Xperia XZ1は、映像や音楽をさらにリッチに楽しめるよう進化している。ディスプレイのサイズと解像度は5.2型フルHDで従来機と変わらないが、AmazonプライムビデオやNetflixで配信されているHDR対応コンテンツの再生が可能に。

 フロントステレオスピーカーは、高出力のアンプを搭載したことで、Xperia XZ/XZs比で約50%音量がアップし、より迫力のあるサウンドを楽しめるように。

 ハイレゾ相当の音源をBluetooth経由で再生できるQualcommの「aptX HD」コーデックにも新たに対応。同じく、ハイレゾ相当の音源をBluetooth伝送できるソニーの「LDAC」も継承しているが、LDACとaptX HDでは対応するヘッドフォンが異なるため、2つのコーデックに対応することで、より幅広いワイヤレス機器でハイレゾ音源を楽しめる。

 Xperia XZsとの比較だと、3Dクリエーターで作成したアバターを楽しめること、HDRコンテンツを視聴できること、音量アップした内蔵スピーカーやaptX HDで音楽を楽しめることに注目したい。Xperia XZとの比較だと、上記に加え、Motion Eyeカメラシステムで先読み撮影やスーパースローモーション撮影ができることが新しい。

●Xperia XZ1 CompactとXperia X Compactの違い

 Xperia XZ1 Compactは、待望ともいえるハイエンドなコンパクトモデルだ。2016年に発売された「Xperia X Compact」は、プロセッサがミッドレンジのSnapdragon 650で、性能面でやや中途半端な位置付けになっていた感がある。

 Xperia XZ1 CompactはXZ1と同じくSnapdragon 835を搭載し、メインメモリもX Compactの3GBから4GBに向上。ディスプレイはどちらも4.6型だが、解像度がフルHDではなくHD(720×1280ピクセル)のままなのは惜しい。ブラウザやSNSを利用する分にはHDとフルHDの差分は体感しにくいだろうが、例えば画像を拡大して見るときに、HDだとやや粗く見えてしまうかもしれない。

 カメラはMotion Eyeに対応し、XZ1と同様に笑顔検出も可能な先読み撮影、スーパースローモーション撮影が利用できる。また3Dクリエーターにも対応する。インカメラは500万画素から800万画素にアップし、焦点距離が24mmから18mmに短くなってより広角に撮影できるようになった。

 サイズはほぼ同じだが、重さはXZ1 Compactの方が8g重い143gになった。

 HDRコンテンツの再生には対応しないが、フロントステレオスピーカーはXperia X Compact比で約50%音量がアップし、aptX HDコーデックにも対応。オーディオ面でも進化している。

 MotionEyeカメラの新機能を使いたい人、フロントステレオスピーカー・aptX HDで音楽を楽しみたい人は、Xperia X Compactから乗り換える価値はあるといえる。

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