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Y!mobileとUQ mobileの「iPhone SE」は、5s並みにヒットする?

ITmedia Mobile のロゴ ITmedia Mobile 2017/04/12
Y!mobileとUQ mobileの「iPhone SE」は、5s並みにヒットする? © ITmedia Mobile 提供 「iPhone SE」

 2016年3月に発売されたY!mobileブランドの「iPhone 5s」は、発売当初は2年半前のモデルでありながら、じわじわと人気を上げ、今やGfKの携帯電話販売ランキングで、総合上位の常連となっている。7月にはUQ mobileでもiPhone 5sの取り扱いを開始し、2社の売れ筋端末となっている。

 一方、Y!mobileがiPhone 5sを発売してから既に1年がたち、2017年9月にはAppleや3キャリアの発売から4年を迎える。そろそろ5sに代わる“新しいiPhone”が欲しいところ……という矢先に、Y!mobileとUQ mobileが3月〜4月に、「iPhone SE」の32GBモデルと128GBモデルを発売した。新しいiPhone SEは、5s並みのヒットモデルとなるのか? またSEを選ぶメリットはどこにあるのか? そのポイントをチェックしていきたい。

●スペック:プロセッサやカメラが向上

 iPhone SEと5sは同じ4型(1136×640ピクセル)のディスプレイを搭載しており、デザイン、サイズ、重量はほぼ同じ。ただしSEの方が2年以上新しいモデルということもあり、スペックは5sから大きく向上している。

 プロセッサは5sの「A7チップ+M7モーションコプロセッサ」から「A9チップ+M9モーションコプロセッサ」に進化し、インターネットや通話の連続使用時間も増加している。カメラは5sの800万画素から1200万画素になり、Focus Pixels(像面位相差AF)によるAF、Live Photosにも新たに対応。4Kの動画撮影も可能になる。

 通信速度は5sの下り最大100Mbpsから150Mbpsに高速化。SEではVoLTEにも対応するので、高音質の通話ができるのはもちろん、従来のCDMA2000ではできなかった、通話をしながらインターネット接続ができるようになる。

 指紋センサー(Touch ID)が第1世代であること、インカメラが120万画素なのは2機種とも同じだ。

 iPhone SEは5sにはない128GBモデルもラインアップしており、写真、動画、アプリなどのデータをたくさん保存したい人にも向いている。

 「アプリや通信をサクサク使いたい」「もっとカメラを楽しみたい」という人は、iPhone SEを選ぶメリットは大いにある。

 Y!mobileとUQ mobileのiPhone 5sは、シルバーとスペースグレイしか取り扱っていなかったが、iPhone SEではシルバーとスペースグレイに加え、ゴールドとローズゴールドも選べる。特にローズゴールドは女性に人気の高そうな色で、5sよりも選択肢が広がるのはうれしい。

●価格:5sと比べるとまだ高い

 Y!mobileとUQ mobileのiPhone 5sが売れているのは、格安で使えるところが大きい。毎月の割引(Y!mobileは月額割引、UQ mobileはマンスリー割)を適用することで、24カ月使い続ければ、5sの価格は実質100円にまで割り引かれる。2年縛りがあるとはいえ、数万円もするiPhoneを100円で使えるのはとても大きい。

 iPhone 5sの実質価格は、発売当初は2400円〜3万円だったが、2社とも2016年11月頃の割り引きによって実質100円となった。その直後にY!mobileの5sがGfKの総合ランキング4位に上昇したのは、割り引き効果が大きかったといえる。

 ではiPhone SEの価格はどうか。

 まず、Appleが販売しているSIMロックフリーのiPhone SEは、32GBが4万4800円(税別、以下同)、128GBが5万5800円。それなりのお値段だが、実はY!mobileとUQ mobileの一括価格よりは安い。

 Y!mobileの一括価格は、32GBが6万5000円、128GBが7万2500円で、Apple版よりも1万6700円〜2万200円高い。その代わり月額割引が1500円×24回適用され、これを引いた実質価格は32GBが2万4500円、128GBが3万6500円となる。

 UQ mobileのiPhone SEは、Y!mobile版より一括価格が1万円ほど安く、32GBが5万500円、128GBが6万100円。それでもApple版よりは5000円前後高い。実質価格は32GBが2万4100円、128GBが3万6100円で、Y!mobile版より400円安い。

 さすがにいきなり実質100円クラスの料金にはならなかった。実質2万円台〜3万円台という価格は、ドコモ、au、ソフトバンクのiPhone SEと大差ないか、高い場合すらある。Y!mobileとUQ mobileは基本使用料や通信料が安いため、同じiPhone SEを購入した場合でもトータルコストはY!mobileとUQ mobileの方が安くなるが、ヒットさせるにはもう一声欲しいところだ。

●OSバージョンアップ:SEの方が2年は長く保証?

 iPhoneのOSメジャーバージョンアップは、4年〜5年にわたってサポートされることが多い。例えば2011年に発売された「iPhone 4s」は、2015年のiOS 9までサポートしていた。この流れで行くと、2017年に配信されるであろう「iOS 11」のサポートから「iPhone 5」が外れ、iPhone 5sが最後のバージョンアップになる可能性が高い。

 一方、iPhone SEは2015年に発売した「iPhone 6s」と同じプロセッサ「A9」を搭載しており、順当に行けば、6sと同じく、2019年に配信されるOSまでをサポートすることになる。となると、OSの寿命はSEの方が5sよりも2年ほど長くなる。

●ヒットは価格次第か

 以上、iPhone SEの見どころを確認してきた。スペックやOSの面でiPhone SEの方が製品寿命が長く、容量やカラーのバリエーションもSEの方が幅広い。あとは価格がもう少し安くなれば、「格安で使えるiPhone」として、Y!mobile版5s並みのヒットになるだろう。2017年末には、5sと同じく「実質100円のiPhone SE」が見られるかもしれない。

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