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【野球三昧】自己保身こそ選手生命伸ばす近道…バレンティンがフェースガードを付けた理由

産経新聞 のロゴ 産経新聞 2017/09/14
【野球三昧】自己保身こそ選手生命伸ばす近道…バレンティンがフェースガードを付けた理由: フェースガード付きのヘルメットで打席に立つヤクルトのバレンティン(林俊志撮影) © 産経新聞 提供 フェースガード付きのヘルメットで打席に立つヤクルトのバレンティン(林俊志撮影)

 ヤクルトの大砲、バレンティンがフェースガード付きのヘルメットをつけている姿を目にしたファンは多いだろう。今季はシーズン当初から、耳当ての部分が延長したようなガードをつけて打席に立っている。

 バレンティンといえば、4月4日の阪神戦(京セラドーム大阪)で畠山が藤浪から頭部付近に死球を受けた際に激高し、大乱闘を起こして退場処分となった。その日の試合後には「チームメートを守るためだった」と話していたが、その後のシーズンで、バレンティンがフェースガードをつけるようになったことを考えれば、自分の身を守ることの重要性も認識したということだろう。

 頭部や顔面への死球は、場合によっては選手生命を脅かすことがある。これまでにもフェースガードをつけた選手は何人かいた。

 古くはヤクルトと近鉄で活躍したチャーリー・マニエル。1979年6月のロッテ戦で八木沢荘六から死球を受け、あごを複雑骨折するアクシデントに見舞われたが、約2カ月でスピード復帰。その際、護身のためにヘルメットにアメリカンフットボール用のフェースガードをつけた姿が話題を呼んだ。バレンティンの場合は自身が直接的に死球でけがをしたわけではないが、強打者に対しては厳しい内角攻めは避けられない。自己保身こそが選手生命を延ばす近道といえる。

 余談になるが、先日、高校生のおいがバスケットボール部の活動中に友達と接触し、鼻骨を骨折して手術のため入院した。比べられる話ではないが、今季は阪神の鳥谷が5月24日の巨人戦(甲子園)で顔面に死球を受けて鼻骨を骨折。それでも、翌日の試合にもフェースガードを着用して代打で出場した。視野が狭まってしまうのではないかと気になったが、鳥谷は「視界は良好です」とさらりと話していたのを思い出す。鳥谷はすぐにフェースガードを外したが、バレンティンの姿を見るたびに、危険と隣り合わせのプロの世界の厳しさを痛感させられる。

(丸山和郎)

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