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カー女子歓喜「1ミリでなく髪の毛1本分」の明暗

日刊スポーツ のロゴ 日刊スポーツ 2018/02/15 10:24 日刊スポーツ新聞社

 女子のLS北見は、米国に10-5で勝利。1エンド(E)から3連続スチールの先制攻撃。8-5の8Eに両軍の石がほぼ等距離になると、14年ソチ五輪を経験したサード吉田知那美(26)がメジャー計測を4度も要求。勝負を決める1点をもぎとった。

 0・1ミリ以下の差が勝敗を分けた。3点リードの第8E。自軍の石と相手の石がほぼ等距離。2度目の五輪となった吉田は指をくるくると回してメジャー計測を要求した。それでも判別しづらい差。残り2Eで2点差と4点差では大違い。吉田知は笑顔で審判に「もう1回」「もう1回」と希望、最後は米国側が根負けして日本の得点を認めた。「1ミリじゃなくて、髪の毛1本分ぐらい」。57歳の小野寺コーチも4回の計測は「今までにない」とうなった。約40メートル先のハウスに約20キロの石を投げて0・1ミリ以下の差。ぎりぎりのせめぎ合いで1点をゲットした。

© Nikkan Sports News 提供

 「来季の話をしようと思う。来季、知那美はチームにいない」

 北海道銀行のリザーブで乗り込んだ14年ソチ五輪。セカンド小野寺のインフルエンザ離脱で急きょ出番が回ってきた。「ちーたん」の愛称で活躍して、五輪日本勢最高の5位に貢献したつもりだった。だが競技終了後のソチ滞在中にコーチから「戦力外」通達を受けた。涙が止まらなかった。

 札幌にいるのがつらかった。選手寮を引き払って東京、横浜、石川と1人旅。北海道・北見市の実家に戻ると部屋にこもった。「枯れかけの雑草だった」。そんな時に、本橋に誘われた。

 2度目の五輪はスキップ藤沢を支えるサードとして戻ってきた。「長い時間かけて準備してきた。もっと緊張するかと考えたけど、いつも通りだった」。もう代打じゃない。かけがえのないメンバーとして、白星街道を狙う。【益田一弘】

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