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白鵬、黒星軍配に自ら物言い 日馬問題渦中…土俵でも横綱大醜態/九州場所

サンケイスポーツ のロゴ サンケイスポーツ 2017/11/22
白鵬、黒星軍配に自ら物言い 日馬問題渦中…土俵でも横綱大醜態/九州場所: 敗れた白鵬は土俵下で右手を挙げて待ったをアピール。納得いかない表情で居座った(撮影・仲道裕司) © サンケイスポーツ 提供 敗れた白鵬は土俵下で右手を挙げて待ったをアピール。納得いかない表情で居座った(撮影・仲道裕司)

 大相撲九州場所11日目(22日、福岡国際センター、観衆=6986)横綱日馬富士(33)の暴行問題に揺れる九州場所で、第一人者が前代未聞の失態を演じた。全勝を守ってきた横綱白鵬(32)が、寄り切りで関脇嘉風(35)に敗れ初黒星。待ったをアピールしたが立ち合いは成立し、勝負審判は受け入れず。その後も土俵下で自ら物言いをつける姿に館内は騒然となった。白鵬を追う平幕北勝富士(25)と平幕隠岐の海(32)はともに2敗を守った。

 全勝街道を走っていた白鵬が、背中からたまり席に落ちた。わずか2秒9で土がついた結びの一番。だが本当の波乱はそこからだった。

 「一回(ビデオを)見てほしかった。それはそれで終わりだから。納得がいかないというか、呼吸が合わなかった」

 ゆっくり起き上がった土俵下。動かない。10秒、30秒、1分。こともあろうに右手を高く挙げ物言いをつけた。さらに勝負審判に視線を向け、再び右手を挙げてリプレー映像での確認を要求する前代未聞のアピール。受け入れられるはずはなかった。

 式秀親方(元幕内北桜)ら勝負審判に促されて土俵に戻っても、納得しなかった。嘉風が勝ち名乗りを受けても仁王立ち。礼もない。弓取式が始まるまで抗議の居座りを続けた。

 秋場所でも横綱日馬富士が力を抜き、敗れた土俵下で物言いを要求した。この日の白鵬も同じように「待った」と勝手に判断し、左で張った立ち合い直後に力を抜いて後退し土俵を割った。だが、その後の態度が、すぐに負けを認めた先場所の日馬富士とは異なる。行司の軍配は返り、立ち合いは成立していた。

 これまで15勝1敗の嘉風に黒星。いぜん単独首位ながら後続には1差。勝負に懸ける執念ともいえなくはないが、あまりにも見苦しかった。「相手も力を抜いて、こっちも抜いた」と話すが、嘉風は「横綱が力を抜いたのは分かったが、行司の『残った』が聞こえた。立ち合い成立と思って、押すしかなかった」と証言する。

 九州場所が日馬富士の暴行問題で揺れる中、「白鵬、お前もか!」といいたくなる醜態。このままでは横綱の権威と品格が地に落ちてしまう。 (臼杵孝志)

八角理事長(元横綱北勝海)「白鵬の勘違いだろう。先場所の日馬富士と同じだ。潔く認めないと。自分で決めたらいけない。カッとなったと思うが、あとからビデオを見たら本人も分かるだろう」

スポーツ評論家の玉木正之氏「嘉風は見事な後の先だった。白鵬は『待った』だと勘違いしたのだろうが、自分で判断するのは良くない。行司の軍配に対して抗議するのはあってはならないこと。厳重注意し、審判部長やファンに謝罪するべきだ。八角理事長には強いリーダーシップをとってもらい、白鵬に謝らせてほしい」

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