古いバージョンのブラウザーを使用しています。MSN を最適にご利用いただくために、サポートされているバージョンをご使用ください。

シャープAQUOS sense 3 手ごろな価格で電池長持ち

NIKKEI STYLE のロゴ NIKKEI STYLE 2019/12/03 11:00
新登場のAQUOS sense 3は、シンプルで手ごろな価格のスマホだ © NIKKEI STYLE 新登場のAQUOS sense 3は、シンプルで手ごろな価格のスマホだ

手ごろな価格でとてもよく売れているスマホ「AQUOS sense」シリーズの最新モデル「AQUOS sense 3」が登場した。NTTドコモ、au、UQmobileから販売されており、価格はNTTドコモの場合で一括払いしたときに3万円台前半だ。SIMフリーモデルもあり、価格は3万円台半ばとなっている。

この価格帯も実は競争が激しく、ガラケーからの乗り換えや、少しでも手ごろな価格でスマホを使いたいユーザーに人気がある。数年前まで、3万円程度のモデルを使うには、我慢が必要だった。ところが、最新のモデルはかなり機能も充実し、一般的に使うにはストレスのない製品へと進化している。その上で、ライバルに勝つために各社が特徴を打ち出している。

■アルミ製のボディーは十分な質感

最近の高級スマホは、ほとんどが背面にガラス製のパネルを採用している。AQUOS sense 3は、側面も一体に形成はしているもののアルミボディーだ。ここが上位モデルと最も違うところだが、製品自体の安っぽさはほとんど感じられない。iPhone 7あたりまでと近いデザインだと考えればよいだろう。

本体はアルミ製でチープ感はほとんどない © NIKKEI STYLE 本体はアルミ製でチープ感はほとんどない

中・高級モデルとの最大の違いは、ディスプレーの上下にフチが大きく残っていることだ。最近は、フチを極限まで細くすることで、画面を大きく確保するのがトレンドになっている。このあたりは妥協ポイントだが、さほど古めかしく感じることはないだろう。

ディスプレーは5.5インチで、本体のサイズもまさにスタンダード。手の小さな方でも、持ちづらいと感じることはないだろう。スマホの画面はどんどん大型化しており、今や、5.5インチより小さいスマホを探す方が難しいのだ。

厚さは8.9ミリとやや厚いのだが、こちらも使い慣れれば気にならなくなるだろう。なお、ボディーサイドがうっすらと山型になっているのがデザインの特徴で、この形状によって、指先の引っかかりがよく、机の上から持ち上げやすくなっている。

本体側面はうっすらと山型の突起があり、机の上で持ち上げやすい © NIKKEI STYLE 本体側面はうっすらと山型の突起があり、机の上で持ち上げやすい

■性能は妥協が必要だがバッテリー駆動時間は長い

CPUはSnapdragon 630で2~3年前の中級モデルと同じ程度。処理性能は高いとは言えず、ここが大きな妥協ポイントだ。ヘビーなゲームには向かないし、動画の編集などもやや厳しい。とはいえ、LINEやウェブページのチェック、地図の確認、YouTubeの視聴等なら2~3年は満足して使えるだろう。

要するに、スマホをガラケー的に使う方に向いている製品で、ライトユース向きだ。

シャープが最大の特徴として打ち出しているのが、バッテリー駆動時間だ。4000mAh(ミリアンペア時)という、このクラスとしては非常に容量の大きなバッテリーを搭載し、さらに、エネルギー効率の高いディスプレーを採用することで、かなり持ちがいい。実駆動時間は、使い方によっても左右されるが、「スマホは電池が持たない」という印象は一掃されるはずだ。

なお、充電用の端子は、最近一般的になってきたUSB-Cを採用している。また、メモリーは4ギガ(ギガは10億)バイト(GB)で、ストレージは64GBと、このクラスとしては一般的。microSDによるストレージの増設にも対応する。

microSDカードによるストレージの増設にも対応。ピンを使わずにツメでトレーを取り出せる © NIKKEI STYLE microSDカードによるストレージの増設にも対応。ピンを使わずにツメでトレーを取り出せる

■ディスプレーは明るく満足できる

ディスプレーは、シャープ製のIGZO液晶を採用している。サイズは前記のように5.5インチで、解像度は1080×2160ドットだ。解像度は中級モデルと変わらず、画質も十分に満足できるだろう。特徴は非常に明るいこと。

最近、5万円を超えるモデルでは有機ELの採用が増えている。有機ELは消費電力が少なく、くっきりとした表示が特徴だが、AQUOS sense 3のIGZOも負けてはいない。輝度を上げると明るくなり、屋外でも見やすい。ただし、斜めから見ると、やや暗くなるのが液晶の特性で、この点だけは有機ELに及ばない。

右のGalaxy S10(有機EL採用)に比べても明るさは勝るとも劣らない © NIKKEI STYLE 右のGalaxy S10(有機EL採用)に比べても明るさは勝るとも劣らない 斜めからはGalaxy S10(右)が明るく見える © NIKKEI STYLE 斜めからはGalaxy S10(右)が明るく見える

テキスト中心の画面ではより違いがわかりやすくなる。左のAQUOS sense 3は非常に明るい © NIKKEI STYLE テキスト中心の画面ではより違いがわかりやすくなる。左のAQUOS sense 3は非常に明るい テキストの場合も、斜めから見るとGalaxy S10(右)の方が明るくなる © NIKKEI STYLE テキストの場合も、斜めから見るとGalaxy S10(右)の方が明るくなる

■カメラは割り切って使いたい

カメラはダブルで、標準と超広角の撮影に対応する。昨年までのスマホは標準プラス望遠の採用が主流だったが、今年は、標準プラス超広角がトレンドになっている。望遠は、カメラに機能がなくても画面上でピンチ操作をすれば、画質は粗くなるが代わりになる。ところが、同じ距離からでも広い領域が写せる超広角は、最初から広い範囲を撮っておかないといけないのだ。旅行先で景色を撮ったときに、雄大に写せるのがうれしい。もっとも、スマホの高級機では標準、超広角、望遠という3つのレンズを持つのが主流になっているので、ここは下位モデルの妥協点だ。

背面カメラはダブルだ © NIKKEI STYLE 背面カメラはダブルだ

画質は、上位モデルとの差がそれなりにある。明るい部分の白飛びが気になるのだ。画質にこだわる方には向かないが、ガラケーからの移行であれば、問題を感じないだろう。

標準カメラで撮影。スナップには十分だ © NIKKEI STYLE 標準カメラで撮影。スナップには十分だ 超広角で撮影するとややゆがみが気になる。また、明るい部分の白飛びも妥協点だ © NIKKEI STYLE 超広角で撮影するとややゆがみが気になる。また、明るい部分の白飛びも妥協点だ

■価格を考えればおすすめ

3万円台という価格を考えれば、バランスが良くお薦めの製品だ。おサイフケータイを搭載し、防水にも対応する。弱点はテレビがみられないことだ。普段はスマホでテレビを見ない方も、災害時などにはあった方が便利なので、よく考えて選んでほしい。

SIMロックフリーの格安スマホには、もっと安価な製品も多いのだが、キャリアから買えるのもAQUOS sense 3のいいところだ。キャリアで色々質問しながらスマホデビューしたい方には良い選択肢と言える。

なお、年配の方向けのホーム画面にも切り替えが可能だ。

よりわかりやすいホーム画面へと切り替えが可能だ © NIKKEI STYLE よりわかりやすいホーム画面へと切り替えが可能だ 戸田覚

1963年生まれのビジネス書作家。著書は120冊以上に上る。パソコンなどのデジタル製品にも造詣が深く、多数の連載記事も持つ。ユーザー視点の辛口評価が好評。

NIKKEI STYLEの関連記事

image beaconimage beaconimage beacon