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世界6カ所で同時会見 公開の瞬間にどよめきも ブラックホール初撮影

毎日新聞 のロゴ 毎日新聞 2019/04/10 23:07 毎日新聞
ブラックホールの撮影成功を記者会見で発表する本間希樹国立天文台教授=東京都千代田区で2019年4月10日午後10時8分、宮武祐希撮影 © 毎日新聞 ブラックホールの撮影成功を記者会見で発表する本間希樹国立天文台教授=東京都千代田区で2019年4月10日午後10時8分、宮武祐希撮影

 「これが、人類が初めて目にしたブラックホール。たった一枚の写真だが、百聞は一見にしかず」。光のリングの中にぽっかりと穴が開いたような、史上初となるブラックホールの影の画像。10日夜に公開された瞬間、東京都内の記者会見場に詰めかけた約100人の報道陣からどよめきが起こり、一斉にカメラのシャッターが切られた。

 国際協力で人間の目なら「視力300万」となる解像力を達成して撮影された今回の画像は日本時間の午後10時7分、米、ベルギー、中国など日本を含む世界6カ所で同時に公開された。日本では研究チームの本間希樹・国立天文台教授らが成果を紹介した。

 その意義について本間さんは「銀河の中心にブラックホールがあることが確実となった。人類が100年かけて解こうとしてきたジグソーパズルの最後の1ピースが埋まった」と、誇らしげな表情で語った。

 またブラックホールを撮影したくて大学院に進んだという国立天文台の秦(はだ)和弘助教は「10年かかって撮影に成功し、感無量だ」と、ノーベル賞級の成果に笑顔。「ブラックホールを定常的に観測できれば、周辺のガスの回転の様子など動画で捉えることができるようになる」と今後の研究の進展に期待を寄せた。【斎藤有香、須田桃子】

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