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体温で融ける金属で肌にフィット 変形するスマートウォッチ、韓国科学技術院が開発

ITmedia NEWS のロゴ ITmedia NEWS 2019/12/03 09:22
Transformative Electronics Systemsを用いたスマートウォッチのプロトタイプ © ITmedia NEWS Transformative Electronics Systemsを用いたスマートウォッチのプロトタイプ

 韓国科学技術院(Korea Advanced Institute of Science and Technology、KAIST)などの研究チームは、体温で融ける金属により、皮膚にぴったり合うように変形するウェアラブルシステム「Transformative Electronics Systems」を発表した。

 Transformative Electronics Systemsは、融点が約29.8度のガリウム金属と伸縮性のある電子部品、シリコン素材で構成される。最大の特徴は、剛性を持つガリウム金属の融点が低く、人の体温で融けるという点を生かして、皮膚にフィットするシステムを作成できるという点だ。

 プロトタイプでは、腕にぴったりフィットするスマートウォッチが紹介されている。薄く平らな長方形をしているこのスマートウォッチは通常の状態では硬くて曲げることができないが、腕に乗せると体温でシリコン内部のガリウム金属が液体状態に変化して電子構造全体が柔らかくなり、ゆっくりと腕に巻きついていく。

 デモ映像でも上腕二頭筋にぴったり張り付く様子を確認できる。また、腕を曲げた時に筋肉が盛り上がっても、伸縮で対応するためはがれない。15%の筋肉増量に耐える。皮膚からはがすと、ガリウム金属は再び固化し、電子回路を元のフラットな状態に戻す。

※テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説。

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