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在宅勤務で「ネットが妙に遅い」のは古いWi-Fiルーターのせいかも

アスキー のロゴ アスキー 2020/03/30 11:00 二瓶朗 編集●ASCII
共働き夫婦とデジタルネイティブの子どもがネット回線を奪い合う限界テレワーク家庭に、頼もしいWi-Fiルーターがやってきた! © アスキー 提供 共働き夫婦とデジタルネイティブの子どもがネット回線を奪い合う限界テレワーク家庭に、頼もしいWi-Fiルーターがやってきた!

在宅勤務を始めたらネットが遅くなった!?

© アスキー 提供

 このところ、さまざまな事情で在宅勤務を余儀なくされている社会人も多いだろう。急にテレワークで仕事をこなしなさいと言われても、準備なしではトラブルが起きる可能性は高い。最も深刻なのは「ネット回線が遅すぎて仕事にならない」ことだ。

 若い社会人のなかにはそもそも自宅にインターネット回線を引いておらず、在宅勤務を命じられ慌てて回線を契約した、なんてケースも。となると、光回線終端装置のみでWi-Fiルーターは未購入では? となれば「回線が遅い」どころの話ではない。また、アパートやマンション住まいなど住宅環境によっては回線自体のスピードはいかんともしがたいだろう。

 ところが、Wi-Fiルーターを買い替えるだけで改善を図れる場合があるのだ。信頼できる製品を選択すれば最新のWi-Fi規格に対応しているのはもちろん、効率的な無線接続を可能にする機能も備えている。電波の届く範囲も広がって、家中どこでも快適に通信でき、複数のデバイスを同時に接続しても遅さを感じにくくなるなど、良いことずくめだ。

 そこで今回は、限界テレワーク家庭と化した筆者宅を例にして、古いWi-Fiルーターから今どきのWi-FiルーターであるTP-Link「Archer A10」に切り替えることでどんなメリットがあるのかを紹介しようと思う。

TP-Link「Archer A10」。屹立する3本のアンテナと光沢あるコンパクトな筐体が特徴的 © アスキー 提供 TP-Link「Archer A10」。屹立する3本のアンテナと光沢あるコンパクトな筐体が特徴的

ネットを酷使する家族が3人、これが限界テレワーク家庭だ!

 筆者は現在、共働き家庭の一員として生活している。

 フリーライターの筆者は、自宅兼仕事場にて基本的にほぼ365日の在宅勤務のようなものだ。そして妻はかなり柔軟な働き方ができる企業に勤めていて、日頃から頻繁に(場合によっては週に数回ほど)自宅にてテレワークで仕事をこなしている。さらに、この春で小学4年生となる息子はネットにつながらないデバイスを想像できないほどのデジタルネイティブであり、日常的にスマホやらタブレットやらゲーム機やらを使い倒している。

 つまり我が家は、ネットに常時つながっていないと我々夫妻の仕事が止まってしまう、そんな環境なのである。そして昨今の情勢下においては「両親が2人とも在宅勤務、子どもは臨時休校で1日中自宅待機」という状態だ。同じようなケースの家庭も少なくないはずだし、子どもの人数が多い家庭もあるだろう。

「締切間際の原稿があるから今日は徹夜だなー(棒)」と家族に言い残し自室にこもったものの、数分後に妻に急襲された筆者の図。強張った表情が当時の状況を物語る © アスキー 提供 「締切間際の原稿があるから今日は徹夜だなー(棒)」と家族に言い残し自室にこもったものの、数分後に妻に急襲された筆者の図。強張った表情が当時の状況を物語る

 我が家のネット環境についてもちょっと触れていこう。自宅マンションでサービスインされているのはNTT東のフレッツ光マンションタイプで、各戸は最大100MbpsのVDSL方式でネットを利用できる、よくありがちな環境といえる。ギガクラスの超高速通信はもとから諦めてはいるものの、それなりに快適な通信状況であった。

 しかし! 全国的に各種学校が臨時休校となり、企業では自宅作業が推奨されるようになったこの数週間は、日中でも速度低下を体感している。もちろん最も大きな原因は家族3人が同時にテレワークやタブレットを使った学習やらゲームやら動画鑑賞やら、限られた帯域を奪い合って作業するようになったことだ。

 自宅内が原因ならば、前述の通りWi-Fiルーターの出来不出来によって速度が左右されることはあり得ること。特に、回線業者から配布された古いルーターや光回線終端装置をそのまま使用していたり、旧式のWi-Fiルーターを使い続けていたりする場合、そこがボトルネックになっている可能性がある。まさに筆者宅は、そろそろ5年は経とうかという古めのWi-Fiルーターだ。

「Archer A10」を共働きのテレワーク家庭で試してみた!

 というわけで、さっそく「Archer A10」を導入してみた。専用のスマホアプリ「TP-Link Tether」を使えば、初めてWi-Fiルーターを設置するような人でも数分で初期設定を完了して各種デバイスを接続できるだろう。製品ページやパッケージに大きく掲げられているキャッチコピー「かんたん設定15秒」は伊達じゃないのだ。

「TP-Link Tether」のメイン画面。現在のネットワーク状況を把握できる © アスキー 提供 「TP-Link Tether」のメイン画面。現在のネットワーク状況を把握できる 初期設定だけでなく、子どもの利用時間管理など、ひと通りの設定をアプリから気軽に実行できる © アスキー 提供 初期設定だけでなく、子どもの利用時間管理など、ひと通りの設定をアプリから気軽に実行できる 詳細設定もアプリから可能。初心者は15秒だと厳しいが、数分あれば初期設定を完了できるはずだ © アスキー 提供 詳細設定もアプリから可能。初心者は15秒だと厳しいが、数分あれば初期設定を完了できるはずだ

3月はテレビ会議で取材も! ネットの遅延は命取り

 自宅IT担当者である筆者が初期設定をサックリ済ませて、2020年3月某日より我々一家は各々の機器を「Archer A10」に接続して使い始めたのだった。結論から言うと、悩まされていた遅延は改善した!

 筆者の場合、執筆中は調べ物との戦いでもあり、ブラウジングは欠かせない。カメラマンが撮った合計数GBの写真データを編集者経由で送ってもらうことも珍しくない。その編集者とはチャットで進捗などを話し合うこともしばしばだ。そして原稿執筆時はストリーミングサービスで音楽を聴きながら作業することも多い。

 それだけではない。新型コロナウイルスの影響で各社の記者発表会が動画配信に切り替わったので、その視聴にもネットは必須。しまいには直接会うことが時期的にはばかられるのでテレビ会議オンリーの取材まで発生した。

テレビ会議や配信動画の閲覧はリアルタイムが肝。自宅内の遅延は仕事の大敵だ! © アスキー 提供 テレビ会議や配信動画の閲覧はリアルタイムが肝。自宅内の遅延は仕事の大敵だ!

「社外とのテレビ会議中にトラブル」だけは勘弁!

 一方、このところほとんど在宅勤務の妻は、グループウェアを利用しながら仕事を進め、ほぼ毎日テレビ会議に参加している。筆者同様、数GB単位のファイルをやり取りこともある。そして2人ともWi-Fi接続のプリンター兼スキャナーを利用するし、外出先ではかなりの確率で自宅のNASにアクセスする。

 冒頭で触れたとおり、2020年2月半ばを過ぎてから2人とも自宅にこもっての作業が急増することとなり、結果的に自宅でのネット回線速度のスピードダウンを実感しつつあった。ファイルのダウンロードが遅くなる程度ならまだしも、テレビ会議や記者発表会配信の最中に影響が出るのは大きな問題だ。特にテレビ会議は社外とのやり取りもある。接続が突然切れたり、声が聞き取りづらくなっては印象が悪いため、妻は遅延を気にしていた。

定期ミーティングはもっぱらテレビ会議という妻。社外とのやり取り中にトラブルが発生することだけは避けたい © アスキー 提供 定期ミーティングはもっぱらテレビ会議という妻。社外とのやり取り中にトラブルが発生することだけは避けたい

 だが、「Archer A10」導入の甲斐あってか大きな遅延にまで発展することはなく、恐れていたトラブルほぼ未然に防ぐことができたのだった。理由はおそらく「Archer A10」に搭載されている3つの機能だ。

「Archer A10」は3つの機能でWi-Fiの混雑を交通整理!

 「Archer A10」の基本スペックは、実売1万円を切る価格帯のWi-Fiルーターとしては必要かつ十分といえる。IEEE 802.11ac/n/a/g/bに対応し、5GHz帯で1733Mbps、2.4GHz帯で800Mbps(いずれも下り、理論値)の速度を誇る。マンション住まいでは十分すぎるスペックだ。

 そして悪化しかけた我が家の通信事情を救った理由として3つの機能が挙げられる。

 まず、対応デバイス最大4台と同時接続できる「MU-MIMO」技術への対応だ。

 「Archer A10」は、外部3本、内部1本のアンテナを内蔵している。そのアンテナ4本をフル活用し、デバイスを同時接続して通信。効率よく遅延のないデータ通信ができる。iPhoneをはじめ、ノートパソコンでも対応機種が多くなっている昨今では効果は大きい。旧式のWi-Fiルーターではアンテナとデバイスの切り替えに順番待ちが生じていて、そこがボトルネックとなっていたようだ。

Wi-Fiルーターだけでなく、パソコンやスマホ側も「MU-MIMO」に対応している必要はあるが、自宅にありがちなボトルネックを解消してくれる © アスキー 提供 Wi-Fiルーターだけでなく、パソコンやスマホ側も「MU-MIMO」に対応している必要はあるが、自宅にありがちなボトルネックを解消してくれる この記事の担当編集と音声チャットでミーティング中の筆者。インタビュー取材中に接続が切れたら一大事なので、「Archer A10」導入は転ばぬ先の杖と言える © アスキー 提供 この記事の担当編集と音声チャットでミーティング中の筆者。インタビュー取材中に接続が切れたら一大事なので、「Archer A10」導入は転ばぬ先の杖と言える

 2つめは、帯域のバランスを取って接続された全てのデバイスのスループットを改善する「エアタイムフェアネス」機能だ。

 多数の通信機器が存在する我が家のような環境では、未だにIEEE 802.11acなど新しめのWi-Fi規格に対応していない製品が混じっている。こうした通信性能が極端に異なるデバイスが混在している環境では、旧式のWi-Fiルーターだと低速なデバイスの通信終了を待つ必要があり、本来の機能として備えている高速通信を活かせない状況に陥ることがある。

 しかしエアタイムフェアネス機能によって、デバイス側の通信速度に関係なく帯域内でバランスを保つことが可能になる。古めの携帯ゲーム機やプリンター、HDDレコーダーなどが混在する我が家にはうってつけの機能だと言えるだろう。

新旧混在する私物デバイス。一緒に使うことは遅延の原因にもなり得るが「エアタイムフェアネス」機能が搭載されていれば安心だ © アスキー 提供 新旧混在する私物デバイス。一緒に使うことは遅延の原因にもなり得るが「エアタイムフェアネス」機能が搭載されていれば安心だ テレビ会議中の妻。自宅とはいえ用途が仕事だけにトラブルがあってからでは遅い。Wi-Fiルーターの切り替えなどできる限りの用意はしておきたい © アスキー 提供 テレビ会議中の妻。自宅とはいえ用途が仕事だけにトラブルがあってからでは遅い。Wi-Fiルーターの切り替えなどできる限りの用意はしておきたい

 もう1つ、Wi-Fiルーターからの距離や機器によって5GHz帯と2.4GHz帯を切り替えてくれる「バンドステアリング」機能も挙げられる。

 これは5GHz帯と2.4GHz帯の混み具合を察知して、接続するデバイスの周波数帯を自動的に切り替える機能。たとえば我が家のような状況だと、複数台のパソコンやスマホが5GHz帯を占有して通信が遅くなってしまうが、バンドステアリング機能は混雑しがちな5GHz帯と空きがちな2.4GHz帯を切り替えることで、一方に偏ってしまう通信状況を解消するのだ。

 また、5GHz帯で接続しつつ風呂やトイレなど電波が届きづらい場所に移動すると通信が途切れてしまうことがあるが、バンドステアリング機能付きのArcher A10ならば2.4GHz帯に自動的につなぎ直してくれる。

 これらの機能が、揃って在宅勤務する我々夫婦の通信リクエストを上手にさばいてくれたようだ。旧式のWi-Fiルーターを使っているときにはどちらかがサイズの大きいファイルをアップロード/ダウンロードすることでデータの送受信がそちらに集中し、他の作業が遅くなる……という状態だったようだ。「Archer A10」の導入により、その回線速度急降下が和らいだ格好だ。

ペット放し飼いの家庭においてWi-Fiルーターの縦置きは鬼門。不意に飛び乗って落下→本体故障のコンボが怖い。しかし「Archer A10」は基本、横置き仕様なので比較的安心(壁掛けも可能)。我が家にとっては重要な項目の1つだ © アスキー 提供 ペット放し飼いの家庭においてWi-Fiルーターの縦置きは鬼門。不意に飛び乗って落下→本体故障のコンボが怖い。しかし「Archer A10」は基本、横置き仕様なので比較的安心(壁掛けも可能)。我が家にとっては重要な項目の1つだ

息子(と筆者)のヘビーなゲームプレイも楽々!

 そしてコトは在宅勤務夫婦だけの問題ではなくなった。臨時休校による自宅待機を命じられた息子は、ひと通りの自主学習を済ませたあと、スマホでゲームをするし、YouTubeだってバリバリ見る。もちろんネットの使い道は遊びだけではない。自宅で学習するにあたって役立つ各種資料や動画が文科省をはじめさまざまな組織から一斉にネット公開された。最近では当然ながらHD動画での配信が多いので、帯域も大きく利用する。子どもの「学習」にもネットは欠かせないインフラなのだ。

動画資料が映ったタブレットを横目に勉強することだって珍しくない。子どもだってテレワーク(?)するのだ © アスキー 提供 動画資料が映ったタブレットを横目に勉強することだって珍しくない。子どもだってテレワーク(?)するのだ

 ……まあ実際のところ息子だけの話ではない。ついでに言えば、我々夫婦だって休憩時間にはNetflixやAmazonプライムでドラマを楽しむこともある。時と場合によっては、3人それぞれがフルHD画質で数時間動画を鑑賞していることすらある。さらに言うなら、息子だけではなく筆者もゲーム好きである。最近のゲームタイトルはプラットフォームやプレイ人数を問わず常時接続を要求するのが普通だし、たびたび数GB単位のアップデートだって来る。

 子どもは自分の部屋やリビングなど家中を移動しながら、わりと自由にスマホを使っているのだが、ときおり生意気にも「ここは電波がわるいよ」などと言うことがあった。具体的には寝室のベッド上だ。そんなところでゲームをするな、と言いながら画面をのぞき込んで確認してみると、確かにWi-Fiの通りが悪い(我々夫婦は寝室でスマホを使わないルールなので実感がなかった)。

家中どこに居てもスマホを使い倒す息子。「Archer A10」の諸機能が活きていることを示す絶好の確認役となってくれた © アスキー 提供 家中どこに居てもスマホを使い倒す息子。「Archer A10」の諸機能が活きていることを示す絶好の確認役となってくれた

 しかし「Archer A10」を導入すると、息子からのクレームがなくなり、筆者も試してみたところ安定した通信ができるようになっていた。これは「ビームフォーミング」技術の影響だろう。

 接続が確立されたデバイスの位置を追跡して最適な電波状況を保つこの機能に加え、前述したバンドステアリング機能によって「Archer A10」から近めの場所では5GHz帯、離れたら2.4GHz帯と自動的に切り替えてくれるからこそ得られた快適通信ということだ。また、耐水タブレットを利用した風呂場での動画視聴も快適になっている。なお、筆者が動画を風呂で鑑賞していることは息子には内緒である。

テレワークで注目が集まるVPNもサポート!

 ほかにも「Archer A10」には注目すべき機能がいくつか搭載されている。その1つがVPN対応である。家庭向けのWi-Fiルーターながら、OpenVPNとPPTP VPNをサポートしている。これまで一部のユーザー以外はスルーされがちだったVPNではあるが、この在宅勤務の波で注目されつつある。会社側の環境やポリシーに左右されるが、対応していれば「Archer A10」を介して安全に社内のパソコンやサービスとアクセスできるし、息抜きでカフェ仕事をすることもある筆者にとっても、宅内NASへ安全にアクセスできるありがたい機能だ。

© アスキー 提供 定期ミーティングはもっぱらテレビ会議という妻。社外とのやり取り中にトラブルが発生することだけは避けたい © アスキー 提供 定期ミーティングはもっぱらテレビ会議という妻。社外とのやり取り中にトラブルが発生することだけは避けたい

夜間も1Mbpsから70Mbpsに! カギはIPv4 over IPv6対応

 そして今回「Archer A10」導入後、筆者が最も恩恵を受けているのが「IPv4 over IPv6」サポートである。筆者のマンションは冒頭で触れたとおり、フレッツ光マンションタイプ(VDSL)。結局のところどう頑張っても100Mbps以上の速度は出ないのであるから、それなりの通信速度を享受できればいいと思っていた。実際のところ、日中に筆者が仕事をするような時間帯はまあ快適で常時20~30Mbpsは出ている。

 しかし夜20時を過ぎるぐらいから速度低下が甚だしい。日によっては1Mbpsにも達せず、かつてのテレホタイムを彷彿とさせるような惨状だった。フレッツ網のせいなのかマンションの回線のせいなのか、もはや原因を突き詰めても仕方ない。一戸建てに住んでいれば回線ごと引き直すこともできようが、それも敵わない。なので、通信速度が遅すぎる時間帯はもはや諦めの境地に達し、ネット作業ではなくリアル作業に徹するような日々を過ごしていた。が、その速度低下を改善してくれる救世主が「IPv4 over IPv6」なのである。

 地域にもよるだろうが、フレッツ光などほとんどの接続サービスで利用されている「IPv4対応PPPoE」は利用者が多すぎて通信の渋滞が起こるのが日常。IPv4ネットワークはIPアドレスが枯渇しかかっているのと同時に常に混雑していて、ピーク時には筆者のように本格的な速度低下に見舞われることが少なくない。

息子に負けず劣らずゲームをしちゃう筆者。夜間の「回線負け」は仕事のミスより痛い!? © アスキー 提供 息子に負けず劣らずゲームをしちゃう筆者。夜間の「回線負け」は仕事のミスより痛い!?

 それを回避する手段が「IPv4 over IPv6」。IPv4もPPPoEも使わず、IPv6ネットワークの経路を使いながら通信できる技術だ。IPv6ネットワークは通信経路に余裕があって高速な通信が可能だが、IPv4サイトにアクセスできなくなるというデメリットもある。しかしIPv4 over IPv6なら、高速なIPv6ネットワークを利用しながらIPv4サイトへもアクセス可能となる。

 ほとんどのプロバイダーがIPv4 over IPv6に対応したサービスを提供していて(名称はさまざま)、しかも設備を変更することなくほとんどは無料で利用できる。ただ1つの条件は、IPv4 over IPv6に対応するルーターを自前で用意する必要がある、ということ。そう、「Archer A10」はIPv4 over IPv6に対応しているのだ。

 筆者はNTT東日本の提供する「v6プラス」サービスを利用しているが、これはプロバイダーへ設定変更をメールで依頼さえすれば、概ね即日対応してくれるありがたいサービスだ。これを利用して「Archer A10」でIPv4 over IPv6の設定を済ませたところ、日中はもちろん、ネット利用をあきらめていたピークタイムですら下り70Mbps・上り45Mbpsという激しく快適なスピードで利用できるようになった。

 一方、旧式のWi-Fiルーターは残念ながらIPv4 over IPv6に対応していないことが多い。「数年前と比べて全体的に速度が落ちている……?」と感じるなら、ぜひIPv4 over IPv6を利用できる環境に移行していただきたいもの。TP-Link製のルーターでは「Archer A10」「Archer A2600」がIPv4 over IPv6およびv6プラスに対応済み(A10とA2600は型番違いの同機種)。また「Archer C2300」はIPv4 over IPv6にのみ対応している。

対応済サービスリンク集をTP-Linkが用意している。対応プロバイダーは増加中なので確認してみよう © アスキー 提供 対応済サービスリンク集をTP-Linkが用意している。対応プロバイダーは増加中なので確認してみよう

 IPv4 over IPv6は、筆者のようなマンション住まいで「自由に高速回線が選べない!」という人にとって、ほぼ唯一の速度向上手段となる。契約プロバイダーがサービス提供しているならばぜひ考慮すべきである。

 さらに「Archer A10」は、スマートスピーカーへの対応も謳っている。専用のスキルをAmazon Alexaにてセットアップすれば、現在の回線速度を音声で知ることができたり、音声コマンドでゲストWi-Fiの利用許可を出したりすることが可能だ。

家にこもりがちな昨今だからこそ「Archer A10」導入で脱イライラ

 ということで家にこもりがちにならざるを得ないこのご時世。自宅の限られた環境で仕事をこなさなければならないのはもちろんだが、自宅学習の子どものサポートまでしなければならず、ストレスが溜まりがちになる。

 だからこそ、インフラとして重要なネット環境は快適な状態にしておきたいもの。「Archer A10」を導入することで、遅すぎるネット通信、不足しがちなギガ、コンテンツに飢える子ども……などなどネットにまつわるイライラから脱することができるだろう。そういえばうちのWi-Fiルーターって結構古いかも……というなら、ぜひ導入を検討していただきたいものだ。

(提供:ティーピーリンクジャパン株式会社)

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