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地下施設を攻略せよ! 探査ロボットとチームワークを競うコンテスト

ギズモード・ジャパン のロゴ ギズモード・ジャパン 2020/02/25 14:00 岡本玄介
Image: DARPA Image: DARPA

ロボットの宝探しゲームです。

ゲーマーの脳波から軍事ロボ用AIを作るなど、トンデモ技術で有名なDARPA(米国防高等研究計画局)。今月、彼らの研究用の地下都市で、緊急時を想定したロボット・コンテスト「DARPA Subterranean Challenge」の第2回目が開催されます。

どんなコンテスト?

こちらは第1回のようす。研究用鉱山の人工トンネルで行なわれました。これで何となくイメージを掴んでみてください。

2回目のチャレンジは鉱山トンネルとは違い、都市の地下鉄のような施設で行なわれます。ちなみにその次は8月に洞窟で、来年8月は地下の複合的な空間で決勝戦が行なわれます。

このコンテストでは、キャタピラ型やドローン型、また飛行船型などオリジナルのロボットを送り込み、60分以内に最も多くのアーティファクト(キーアイテム)を見つけ、正確な位置やサイズ、量といった情報を検出するのが目的です。

IEEE SPECTRUMいわく、1回目のアーティファクトは電動工具や救命具、消火器や生存者のダミー人形にスマートフォンなど、多岐に渡ったとのこと。しかしそうしたアイテムは持ち帰りません。詳細な情報を提供することが、緊急・災害時の初手で偵察ロボットに求められることなのでしょうね。

人間にも複雑な地下施設

2回目はどんな場所を探索するのか、内部の様子がチラっと公開されています。暗いだけでなく階段や狭い通路、そして段差や障害物など、人が入るのも大変そうです。

SFやホラーでヤバいのがウヨウヨいるような場所ですよね。

横方向にしか通路がないトンネルとは大違いで、上下移動も必要になる複雑な構造。ロボットは人間の操作で進むだけでなく、通信が切れたら自律運転しなくてはいけません。

攻略のカギ

またIEEE SPECTRUMによると、ここでのアーティファクトはガス漏れの検出と、ガスや煙を排出するため高温になった通気孔になるとのこと。確かに、密閉された地下空間で作業員を送り込む前に、そういう情報を事前調査するのは大事なことです。

公式サイトでは、それぞれのコースにある問題を見出し、斬新なアプローチとテクノロジーを駆使して挑み、チームで一丸となって臨むのがこのコンテストだ、とあります。「友情・努力・勝利」の図式ですね。

Image: DARPA Image: DARPA

莫大な賞金、何に使う?

DARPAのお知らせページに、賞金の額が書かれています。いわく1位が50万ドル(約5,500万円)、2位が25万ドル(約2,750万円)、3位が10万ドル(約1,100円)とのこと。

でも開発費用やら何やらを差っ引いて、次の開発費に回したりしたらあんまり豪遊はできないでしょうね。でも名誉や、社会貢献へのやり甲斐、専門機関への就職など、お金で買えないものがたくさん得られそうです。

地下試験場は災害救助ロボのテスト地

以前はチューリッヒ工科大学とCERBERUSが作る犬型救助ロボット「ANYmal」に、車輪を付けたハイブリッド・モデルがこの地下試験場でテストを行なったこともありました。濡れた地面で車輪がツルツル滑っていましたが、いっそのこと「ANYmal」が参加してみたらどうでしょう? 一度経験しているんで、結構 いいところまでいけちゃうかもしれませんね。

さて、この地下空間で活躍するのは、一体どんなロボットなのでしょうか?

Source: YouTube (1, 2, 3) , DARPA Subterranean Challenge via IEEE SPECTRUM (1, 2), DARPA

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