古いバージョンのブラウザーを使用しています。MSN を最適にご利用いただくために、サポートされているバージョンをご使用ください。

30本以上の懐かしDOSゲームが遊べる「PC Classic」発表。価格99ドル、2019年春から夏の発売が目標

Engadget 日本版 のロゴ Engadget 日本版 2018/11/15 15:00

dos © AOL Inc. 提供 dos

米Unit-e Technologiesが昔のDOSゲーム(MS-DOSをインストールしたPC上で動作するゲームタイトル:詳細は後述)が楽しめるミニゲームコンソール「PC Classic」を発表しました。

本機は、80年代から90年代といった懐かしいDOSゲームがプレイできる小型ゲーム機。2018年11月下旬から12月初めにかけてクラウドファンディングで支援者を募り、2019年春〜夏に発売を予定します。目標価格は99ドルとされています。

日本でも2016年11月発売のミニファミコン(ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ)人気をきっかけに沸き起こった、懐かしのゲームハードやデジタルガジェットのミニチュア版復刻ブーム。

パソコン系でも、シャープ往年のクリーンコンピュータMZ-80Cや、海外ではコモドール64までも復刻されていた波が、クラシックPCゲームにも及んだ格好です。

本製品が興味深いのは、具体的なハードウェア製品ではなく「PC」と「MS-DOSゲーム」という概念上の存在を復刻の対象としているところです。PCの定義とは「1981年に登場したIBM PCと互換性を持つパソコン全て」であり、「MS-DOSゲーム」とはそうしたPCにインストールされたMS-DOS上で動くゲームを指しています。

つまり本製品は、「IBM以外の他社製PC互換機はもちろん、ユーザーの自作パソコンでなど、互換性があるハード上のMS-DOSで動くゲーム」という範囲のタイトルが懐古の対象となるわけです。こうした

広汎すぎる対象を、「PC」と「MS-DOSゲーム」というカテゴリで総括したのは、上手い切り口といえるでしょう。

PC Classicには少なくとも30以上のゲームが付属し、別途購入も可能。具体的な収録ゲームリストはまだありませんが、「80年代と90年代のPCゲーム体験を定義づけた全てのゲーム」の提供が目標とされています。

dos © AOL Inc. 提供 dos

現在は各社とライセンスを交渉中としつつ、「Neon FM」という音楽ゲームでセガやナムコなどと交渉して150曲以上の許可を得たことや、Zenimaxやベセスダソフトワークスなど大手企業との取引もあるとの実績が強調されています。

dos © AOL Inc. 提供 dos

また公開されたトレイラーでは、『Doom』や『Quake II』『Jill of the Jungle』などのテストプレイが収録されており、この3本が収録される可能性は高そうです。

dos © AOL Inc. 提供 dos

さらに動画では、前面にFDドライブのようなSDカードスロット、背面にはHDMI端子のほかコンポジット端子も確認され、ブラウン管テレビへの出力も可能な模様です(ただし、当時のPCやPC/AT互換機がコンポジット出力をしていた例は、少なくとも国内ではほとんど見かけなかったようにも思えますが)。

dos © AOL Inc. 提供 dos

その他にUSBポートも前面に1つ背面に2つあり、拡張性も確保。また気になるゲーム用コントローラとしては、本商品には少なくともゲームパッドを同梱。加えてミニキーボードやマウスも別売りで販売を検討中とされています。

ゲーム専用コンソール以外のPCゲームというカテゴリの中でおそらく最大派閥であろう"DOSゲーム"が対象とされたことで、海外のミニチュア復刻ブームも1つの区切りを迎えた感はあります。

ぜひ日本国内でも、魅惑の中間色や肌色が青少年を惹きつけてやまなかったPC-9801や、アーケードゲーム移植が盛んだったX68000の復刻を待望したいものです。

Engadget 日本版の関連リンク

image beaconimage beaconimage beacon