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「カオス」「第2の感染中心地」 日本のクルーズ船対応に非難相次ぐ

産経新聞 のロゴ 産経新聞 2020/02/14 19:45
「カオス」「第2の感染中心地」 日本のクルーズ船対応に非難相次ぐ © 産経新聞社 「カオス」「第2の感染中心地」 日本のクルーズ船対応に非難相次ぐ

 横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で広がる新型コロナウイルスの集団感染に関し、日本政府の対応に海外から厳しい視線が向けられている。乗船者らがメディアを通じて船内環境に不満の声を上げ、それに各国政府が反応する構図だ。14日には高齢者ら一部乗客の下船が始まったが、自国民の下船を求める動きは今後さらに拡大するとみられる。

 「日本の対応は体系だっておらず、カオス(混沌)だ」。24人の乗客が確認されているロシアでは、外務省のザハロワ報道官がラジオ番組で日本政府を厳しく非難。「これまでの対応には多くの疑問がある」といらだちをあらわにした。

 米国人乗船者の感染も相次ぎ確認される中、同国内では船内に乗客乗員をとどめる対応を疑問視する報道が拡大。クルーズ船を中国・武漢に次ぐ「第2の感染中心地」と表現するメディアもあり、CNNテレビは「私たちは安全で衛生的な環境で検疫を受けるべきだ」と訴える乗客の米国人女性の声を伝えた。

 イスラエル外務省は12日、同国国籍の乗船者15人を下船させるよう日本側に要請し、交渉に向け代表団を派遣すると発表した。同国でも、乗船者らが一日も早い帰国を求め政府に嘆願する様子が報じられており、カッツ外相は「帰国に向けてあらゆる努力をする」と強調した。

 一方、世界保健機関(WHO)で緊急事態への対応を統括するマイク・ライアン氏は13日の記者会見で「ダイヤモンド・プリンセスのケースを除き、中国国外での感染の劇的な増加は見られない」と発言。同船の状況を深刻に受け止める姿勢を強調した上で、船内に残る乗客が快適に過ごせる方法を日本当局と協議していると説明した。(板東和正、時吉達也)

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