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タイで人気集めたジュゴンの赤ちゃん死ぬ、腹部からプラごみ

AFPBB News のロゴ AFPBB News 2019/08/17 16:13 AFPBB News
タイ南部トラン県リボン島沖の海で、海洋公園職員や獣医師らがジュゴンの「マリアム」を世話する様子(2019年5月24日撮影)。 © Sirachai ARUNRUGSTICHAI / AFP タイ南部トラン県リボン島沖の海で、海洋公園職員や獣医師らがジュゴンの「マリアム」を世話する様子(2019年5月24日撮影)。

【AFP=時事】タイの浜辺で保護され、「マリアム(Mariam)」と名付けられたジュゴンの赤ちゃんが、腹部に入っていたプラスチック片によって感染症が悪化し、死んだことが分かった。当局が17日に明らかにした。マリアムが回復に向けて闘う姿はタイの人々の心をつかみ、海洋保護への注目を集めるきっかけにもなっていた。

 数か月前、同国南西部の浅瀬に打ち上げられたマリアムが、係員に無邪気に鼻をすり付ける様子を捉えた写真は、インターネット上ですぐに拡散された。

 その直後には、親とはぐれた別のジュゴンの赤ちゃんも発見され、同国の王女がこのジュゴンを、「ハンサムな海の王子」を意味する「ジャミル(Jamil)」と命名。

 さらには治療や授乳の様子が24時間、ライブ配信され、スター的な存在となっていた。

 しかし、トラン(Trang)県の海洋公園当局のトップはAFPに対し、マリアムがショック状態に陥り、蘇生措置が取られたものの、真夜中過ぎに死んだと明かした。この当局者は、マリアムの腸の中から少量のプラスチックごみが見つかったと明かしている。

 獣医師であるナンタリカ・チャンスー(Nantarika Chansue)氏は、フェイスブック(Facebook)への投稿で、検視の結果、プラスチックが腹部の閉塞を引き起こしたと説明。その結果、炎症とガスが増えたと指摘し、「呼吸器の感染を部分的に治療することはできたが、プラスチックごみによる閉塞は治せなかった」と語り、マリアムの死を教訓とすべきだと訴えた。

 2頭が保護されたタイ南部には、約250頭のジュゴンが生息している。

【翻訳編集】AFPBB News

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