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マルタの記者爆殺、報道関係者が大規模デモ 「脅迫には屈しない」

AFPBB News のロゴAFPBB News 2017/10/20

【AFP=時事】地中海(Mediterranean Sea)の島国マルタで首相の汚職疑惑を追及してきた著名ジャーナリスト、ダフネ・カルアナガリチア(Daphne Caruana Galizia)氏(53)が車に仕掛けられた爆弾で殺害された事件を受け、同国の報道関係者ら数百人が19日、残忍な暗殺による脅迫には屈しないと訴えるデモを行った。

 首都バレッタ(Valletta)の議会前に集まった報道関係者らは、血を模した赤い塗料に染まった新聞の一面やプラカードを掲げた。カルアナガリチア氏の息子たちは、爆殺犯の発見に貢献した人物に報奨金を出すとのジョゼフ・ムスカット(Joseph Muscat)首相の申し出をはねつけ、首相の辞任を要求した。

「私たちは今日、社会に希望を与えるため、ここに立つ」。地元紙タイムズ・オブ・マルタ(Times of Malta)のオンライン版編集者、ヘルマン・グレック(Herman Grech)氏が報道界を代表して共同声明を読み上げた。

マルタの首都バレッタの議会前に集結した報道関係者(2017年10月19日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News © AFPBB News 提供 マルタの首都バレッタの議会前に集結した報道関係者(2017年10月19日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

「われわれの仲間に対する今回の攻撃は、一部の者たちが暗闇を望む場所に光を当てようとするわれわれの行動を止めることはできない。われわれの口を封じることもできない。法や制度を監視する報道の役割を果たそうそするわれわれを阻止することもできない。われわれは脅迫には屈しない」

 グレック氏が「われわれは止まらない。恐れない」と声明を読み終えると、割れんばかりの拍手が起こった。

 デモ参加者らは司法省まで行進。事件の捜査を進め、カルアナガリチア氏の取材源を保護するよう求める嘆願書を提出した。16日のカルアナガリチア氏殺害から3日後になって警察上層部はようやく記者会見を開いたが、全力で捜査に当たっていると述べるにとどまり、捜査状況についてはほとんど何も明かさなかった。

【翻訳編集】AFPBB News

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