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北京が「物乞い」に 風刺?テロップ物議、局トップ更迭

朝日新聞デジタル のロゴ 朝日新聞デジタル 2018/11/09 07:03

 パキスタンが北京(Beijing)で物乞い中(Begging)――。政府への風刺とも取れるテロップを国営テレビ局「PTV」が流したとして、局トップが更迭される騒ぎがパキスタンで起きている。カーン首相が中国に巨額の経済支援を頼んだ直後だっただけに、過度な中国依存をいさめる「風刺テロップ」ではないかとの臆測もSNSで広がった。

 問題のテロップは、パキスタンのイムラン・カーン首相が訪問先の中国・北京で演説する様子を映した生中継で、今月4日に20秒間映し出された。発信地の「Beijing(北京)」と表記すべきところを「Begging(物乞い)」と表記した。

2018年11月4日、パキスタンの国営テレビ局「PTV」が流したイムラン・カーン首相の生中継映像。画面左上(赤丸内)の中継地を「Beijing(北京)」とすべきところを「Begging(物乞い)」と表記した=PTVの映像から © 朝日新聞 2018年11月4日、パキスタンの国営テレビ局「PTV」が流したイムラン・カーン首相の生中継映像。画面左上(赤丸内)の中継地を「Beijing(北京)」とすべきところを「Begging(物乞い)」と表記した=PTVの映像から

 国営テレビ局は公式ツイッターで「タイプミスによるもので遺憾」と火消しに走り、局幹部を注意したほかテロップ担当者らを停職にした。事態を重くみた政府は6日、就任2週間足らずの局トップを更迭した。

 カーン首相は目下の財政危機を乗り切るため、10月にサウジアラビアから60億ドル(約6800億円)、今回の訪中では数十億ドルの支援を取り付けた。両国はパキスタン経済を巨額融資で支える希少な友好国で、両国が絡む問題への批判はタブー視されている。(イスラマバード=乗京真知)

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