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幹部ら集団辞職を一時検討=トランプ政権高官が内幕本―米

時事通信 のロゴ時事通信 2019/11/12 18:20

 【ワシントン時事】トランプ米政権の幹部らが昨年、集団で辞職することを検討していたと現役の政府高官が暴露した内幕本が話題となっている。集団辞職はトランプ大統領の政権運営への反発を示すためだったが、政府の混乱を深めるだけだと判断し、最終的に思いとどまったという。

 19日に発売される内幕本「ウォーニング(警告)」の内容として、ワシントン・ポスト紙が報じた。匿名の著者は昨年9月、ニューヨーク・タイムズ紙への寄稿で、トランプ氏の打ち出す政策に危機感を抱いた多数の政権高官が、実現阻止に努めているなどと暴露した人物とされる。

 著者は内幕本で、政権高官が毎朝、トランプ氏のツイッター投稿でパニックに陥っていると指摘。「老人ホームにいる年老いたおじが下着もはかず、大声で食堂の食事をののしりながら敷地を走り回るのを目撃するようなものだ」と記している。

 また、トランプ氏が非公開の場で女性差別的、人種差別的な言動を繰り返しているほか、法が定める大統領の権限にも無頓着で、罪に問われた側近への恩赦を「ボードゲームの万能カード」のように考えていると批判。連邦裁判所が政権の政策に反する決定を下したことに腹を立て、連邦判事の定数削減法案を議会に送付するよう、ホワイトハウスの弁護士に要請したこともあったという。

 さらに、重大な国際危機に際して国を率いる能力をトランプ氏は欠いていると主張。国家安全保障に関する高官の説明に耳を貸さず、敵対国からは「お世辞に弱く、容易に操れる単純なかも」とみられていると、こき下ろした。

 ワシントン・ポスト紙によれば、グリシャム大統領報道官は内幕本を「創作」と断じ、「臆病な著者が名前を出さないのは、(内容が)うそ以外の何物でもないからだ」と反発した。司法省は出版元に、著者の行為が守秘義務違反に当たる可能性があると警告したという。 

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