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渋野日向子、「活躍してもしなくても困る…」はなぜなのか

NEWSポストセブン のロゴ NEWSポストセブン 2019/09/11 16:00
快進撃を続ける渋野(写真/時事通信フォト) © SHOGAKUKAN Inc. 提供 快進撃を続ける渋野(写真/時事通信フォト)

 プロゴルファー・渋野日向子(20)が全英女子オープンを優勝してから約1か月。帰国後も一桁順位を連発し、女子ゴルフ界の“シブコ・フィーバー”は過熱するばかりだ。

「『ニトリレディス』(9月1日最終日)のプロアマでは主催者のニトリ・似鳥昭雄会長、ノーベル医学生理学賞を受賞した本庶佑・京都大学特別教授とラウンド。本戦でも、優勝した鈴木愛(25)より、渋野の『28ラウンド連続オーバーパーなし』というツアータイ記録が話題になった。使用するPING(ピン)のドライバーは大人気でショップから消えています」(ゴルフ担当記者)

 しかし、順風満帆の状況にかえって気を揉んでいるツアー関係者は少なくないという。

「渋野が欠場した試合は視聴率がガタッと落ち、ギャラリー数も大幅に減る。渋野が出る試合と出ない試合の“格差”が広がっているんですが、それが各大会のスポンサーにどう受け止められるか。スポンサーは大会に約4億円を出費している。それだけに重要な取引先を招くプロアマ戦や前夜祭に人気選手が出てくれるかを非常に気にしています。“藍ちゃんフィーバー”の頃は宮里藍(34)が欠場したことで担当者の責任問題になったこともある。渋野が出ない試合のスポンサーから不満が出ないか心配です」(ツアー関係者)

 驚くべき早さで“シブコ依存”が進んでいるわけだ。

 このまま快進撃が続けば、史上最年少賞金女王も視野に入ってくる。9月1日時点で渋野は獲得賞金9079万円でランク2位。トップの申ジエ(31)に1700万円差に迫っている。

 ただ、前出のツアー関係者は「賞金女王も困る」と続ける。

「渋野の当面の目標は東京五輪出場。来年6月時点の世界ランクで日本人2位に入って出場権を得るには、ポイントの高い米女子ツアーで戦うことが近道。全英女子オープンの優勝で、2020年までは米女子ツアーに参戦資格がある。もし日本で賞金女王になったら3年間の国内シード権が与えられ、心置きなく米ツアーに打ち込める。すると日本の女子ゴルフ界はせっかくのアイドルを失うことになってしまいます」(同前)

 活躍しなくても、活躍しすぎても困る──彼女の笑顔の裏で痛し痒しの複雑な状況が生まれているようだ。

※週刊ポスト2019年9月20・27日号

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