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FIA、”ブロウンリヤウイング”に警告。不自然なエンジンモード許さず

motorsport.com のロゴmotorsport.com 2018/03/14 19:54 Jonathan Noble
Renault Sport F1 Team RS18 rear with aero sensor © Sutton Images Renault Sport F1 Team RS18 rear with aero sensor

 FIAは、排気を利用してリヤウイングの効率を高めるために、不適切なエンジンモードを開発することは許されないとして、F1の各チームに警告を行った。

 バルセロナでのプレシーズンテストで、上向きに角度のついた排気管と耐熱処理が施されたリヤウイングを使用していたルノーのコンセプトは大きな注目を集めた。リヤウイングへ排気を吹きつけることを可能にするそのレイアウトは、F1のテクニカルレギュレーション上は問題ないものだった。

 さらに、ルノーはこのウイングのパフォーマンスを最大化するためにエンジン部門と連携していることを示唆していた。

 しかしエンジンモードを調整し、積極的に排気を空力性能向上に利用することは、レギュレーションが定められた意図に反するものであり、開発激化によるコスト増を招くという指摘もあったようだ。

 ルノー自体は自らのコンセプトの合法性に疑いを持っておらず、F1のレースディレクターであるチャーリー・ホワイティングもルノーのレイアウトに違法性がないことに納得していると明かしたが、あまりにも不自然なエンジンモードは使用しないよう各チームに警告している。

 V8エンジン時代の終わり頃、2010年から2012年にディフューザーに排気を吹きつける”ブロウンディフューザー”が流行し、アクセルを踏んでいない時にも一定量の排気が出るようなエンジンモードが開発競争の中心となっていたが、FIAとしてはその再現を阻止したい構えだ。

 motorsport.comがホワイティングに、ルノーの”ブロウンリヤウイング”についての懸念や開発競争によるコスト増加の可能性を訊くと、彼は唯一の懸念はエンジンモードだと答えた。

「彼ら(ルノー)がそのコンセプトから得られるメリットは最小限であると考えている。エンジンが正しくないモードで運用されない限り、他に問題はないと思う」

「常に排気の空力的な効果がいくらかあったことは認めなければならないが、間違いなく2012年頃はそれが大きすぎた」

「我々はその効果を少しずつ削っていった。そして、2014年に導入された(パワーユニット)ルールでは、排気の効果を無くすことが目的のひとつだったが、まだ少しはあるはずだ」

「それには対処しなければならないだろう。その効果を最小限にするために、シーズン中に何かしなければならないのか、注視していくことになる」

「最も重要なのは、ルノーが何か愚かなことをしていないかということだ。不自然なエンジンモードを使用していないと信じている」

モンキーシートの禁止

 ホワイティングはモンキーシートの廃止を含む、今年のルール変更が”ブロウンリヤウイング”のポテンシャルを最小限に抑えていると語ったが、各チームがこのエリアでパフォーマンスを稼ごうとしてくるのは避けられないことだと語った。

「昨年、我々はエキゾーストブローイングを警戒していた。リヤウイングが2016年より150mm低くなるため、得られるメリットが大きくなったからだ」

「それが排気管を中央に置き、その角度を制限した理由だ。チームはモンキーシートを使って排気を利用することができたが、我々はレギュレーションを変更しそれを取り除いた」

「しかしまだ、開発の余地はわずかに残されている。ご存知の通り、F1チームはひとつのものが禁止されても、それが持っていた効果の10%でも取り戻そうとするものだ。彼らはまた、同じことをしてくるだろう」

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