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“優勝候補”仙台育英の米国式「投球制限」 1年生は週300球まで 全国高校野球

zakzak のロゴ zakzak 2019/08/13 17:14
“優勝候補”仙台育英の米国式「投球制限」 1年生は週300球まで 全国高校野球 © 産経新聞社 “優勝候補”仙台育英の米国式「投球制限」 1年生は週300球まで 全国高校野球

 優勝候補の一角、仙台育英(宮城)は14日の第1試合で鳴門(徳島)相手の2回戦に臨む。初戦の飯山(長野)戦(9日)では24安打を放ち20-1の大勝。この試合に先発したのは、中学時代に軟式球で最速147キロをマークした話題の左腕、笹倉世凪投手(1年)だった。

 「緊張せずにいつも通りに投げられた」と甲子園でも最速142キロをマークし3回1失点。ネット裏のスカウトからは「松井裕樹(楽天)みたいになりそう」と素質を絶賛する声が相次いだ。

 系列の秀光中時代から指導する須江航監督(36)は「まだ8割くらいの力で投げている感じですね。リミッターを解除して、もっと荒々しくいってもいい」とポテンシャルを引き出していく構えだ。

 岩手県出身の笹倉を「菊池雄星(マリナーズ)、大谷翔平(エンゼルス)、佐々木朗希(大船渡高)に続く怪物に育てたい」と野望を持つ指揮官は3回33球で降板させ、エースの大栄陽斗投手(3年)をマウンドに送った。これは試合展開に関わらず指揮官があらかじめ決めていた予定イニングに従った交代だ。

 仙台育英では、1年生は練習でのキャッチボールを含めて1週間に300球までと投球数を制限している。3番手で登板した伊藤樹投手(1年)も2回25球で交代した。

 「1年生に長いイニングを投げさせることはしません。2人で5イニング投げてくれたら十分。継投は1人の投手への負担軽減によるケガの予防だけでなく、勝つための最善の道と考えています」と須江監督。

 米国では、成長期の年齢ごとに1日の投球数の上限を定めたガイドライン「ピッチスマート」が2014年に発表された。選手のケガの予防に熱心な須江監督の方針はこれを参考にした。

 平成元年に準優勝している仙台育英が令和元年の夏に躍進すれば、高校野球の新たな時代が始まるかもしれない。(片岡将)

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