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【パ・リーグCS1st展望】西武vs楽天 「炎の獅子」に鷲はどう立ち向かうか?

AERA dot. のロゴ AERA dot. 2017/10/13 AERA dot.

 10月14日からクライマックスシリーズ(CS)が開幕する。パ・リーグでは西武と楽天が激突。3試合制の短期決戦を制してソフトバンクへの挑戦権を得るのは、果たしてどちらのチームか。

西武・辻監督と楽天・梨田監督 (c)朝日新聞社 © dot. 西武・辻監督と楽天・梨田監督 (c)朝日新聞社

 わずか2ゲーム差だった2位・西武と3位・楽天の争いではあるが、直接対決では2位の西武が16勝8敗1分けと大きくリード。楽天が首位を快走していた前半戦は楽天が7勝5敗とやや優勢だったが、後半戦は西武が11勝1敗1分けと圧倒した。

 データ上で優位に立つ西武は、第1戦に菊池雄星(今季16勝6敗、防御率1.97)、第2戦には十亀剣(同8勝7敗、防御率3.40)が先発する予定。今季の楽天戦では、菊池が8戦全勝で防御率0.82、十亀も3勝1敗で防御率1.78の好相性を誇った。

 対する楽天は、第1戦を則本昂大(同15勝7敗、防御率2.57)に託し、第2戦には岸孝之(同8勝10敗、防御率2.76)を送り出す予定。今季の西武戦の成績を見ると、則本が1勝2敗、防御率5.76と打ち込まれる試合もあったが、岸は古巣相手に2勝1敗、防御率2.45の好成績を収めた。

 鍵を握るのはズバリ、エース対決となる第1戦だ。

 07年から始まった過去10年のセ・パ両リーグのCSファーストステージ(09年まで名称は第1ステージ)の戦いを振り返ると、初戦黒星スタートから2連勝しての逆転突破は09年の中日の1度のみ。その意味でも、第1戦は非常に大事であり、先発マウンドに上がる投手の役割は非常に大きい。

 両チームの打線からすると、相手エースをどう攻略するかが、初戦白星のための最大のミッションになる。

 西武打線のキーマンは、4番・山川穂高。豪快なスイングから本塁打を量産して今季後半戦で一気にブレイクを果たした男は、3打席連発弾を放った8月2日の楽天戦(メットライフ)で則本から2本塁打をマーク。今季対戦5打数3安打と当たっている。稲葉ジャパンのアジアプロ野球チャンピオンシップ2017(11月16日開幕)でも4番候補として名前が挙がるスラッガーが、則本攻略のアーチを放てるか。

 対する楽天打線では、1番・茂木栄五郎のバットに期待がかかる、リードオフマンとして開幕ダッシュの原動力となったが、右ひじ痛で6月17日を最後に1カ月以上も戦線を離脱し、復帰後もなかなか波に乗れなかった。しかし、レギュラーシーズン最終戦となった10月10日のロッテ戦(Koboパーク宮城)で4打数4安打の大暴れ。一気に調子を上げてきた。今季の対菊池は10打数無安打と完璧に抑え込まれているが、CSの舞台でヒットを放てば流れは変わるはず。特に初回の第1打席には注目したい。

 レギュラーシーズン最終戦から中3日で初戦を迎える楽天に対し、西武は中8日。この差がどう影響するか。楽天として相手の態勢が整う前に是が非でも先手を奪いたいところ。西武としては、今季着用時に24勝8敗だった「炎獅子ユニホーム」を着用し、本拠地ファンの声援をいかにして自分たちの力と勢いに変えるか。秋の所沢は間違いなく熱気に包まれるはずだ。

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