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【12球団見どころ・ロッテ編】オープン戦は絶好調! “打倒2強”に向け新加入組がカギを握る

dot のロゴ dot 2017/03/20 dot.

 野球ファンの注目が侍ジャパンに集まる中、オープン戦で密かに好調なのが千葉ロッテだ。3月19日現在、13試合で10勝1敗2分と勝率は9割を超え、チーム防御率も1.32と12球団で唯一、1点台を記録している。

 昨季は3位に入り、クライマックスシリーズ(CS)に進出した。2年連続のAクラスはチームでは31年ぶりの快挙だったが、首位の北海道日本ハムとは15ゲーム差、2位の福岡ソフトバンクにも12.5ゲームも離され、CSでも2連敗と完敗だった。今季もパ・リーグは2強の様相が強いが、就任以来4年間で3度、チームをAクラスに導いている伊東勤監督のもと、いかなる戦いを見せるか。

 昨季からの一番の大きな変化が、打線の中軸だったデスパイネがソフトバンクに移籍したことだ。昨季はチーム本塁打が80本と破壊力が今ひとつだった打線のなかで、24本塁打、92打点を記録した主砲の流出は、チームにとって大きな痛手となった。デスパイネに代わる4番候補として獲得されたのが、新外国人のパラデスとダフィーだ。パラデスはドミニカ共和国出身のスイッチヒッターで、2015年にはボルティモア・オリオールズで104試合に出場して打率.275、10本塁打を記録している。ダフィーはメジャーでは2年間で11試合のみの出場だが、マイナーでは昨季14本塁打、52打点をマークするなど、5年連続で2ケタ本塁打を記録している。オープン戦では、パラデスが12試合で打率.325、1本塁打、5打点、ダフィーは11試合で打率.303、3本塁打、13打点と好調で、このままいけば開幕戦のスタメンには、2人の名前がクリーンアップに並ぶことになりそうだ。

 打線では昨季、主に遊撃手として全試合でスタメン出場を果たした鈴木大地の二塁手へのコンバートが決まり、空いたポジションを中村奨吾と平沢大河が争っている。外野陣も、昨季首位打者の角中勝也に清田育宏、岡田幸文に加えて加藤翔平、荻野貴司、伊志嶺翔大らが熾烈な定位置争いを繰り広げており、主砲の穴を埋めるべく、野手陣の競争が激化している。

 一方の投手陣は、先発陣の頭数が揃い、リリーフ陣もリーグ屈指の陣容を誇っている。WBCでも先発を任された昨年の最優秀防御率投手の石川歩と涌井秀章の二本柱に、先発再転向となった西野勇士、唐川侑己、スタンリッジ、大嶺祐太とハイレベルなローテ争いとなっている。この先発陣に加わってきそうなのが、ドラフト1位ルーキーの佐々木千隼だ。ドラフトでは、外れ1位では異例の5球団の競合となった大学卒の右腕は、新人王の筆頭候補に名前が挙がっている。キャンプでは投球フォームが固まらず、制球難で二軍落ちも危惧されたが、実戦に入ると徐々に実力を発揮し、オープン戦では3試合、9イニングを投げて防御率1.00と好投が続いている。12日のDeNA戦では、先発して5回1失点で勝利投手になり、開幕ローテ入りをアピールした。

 リリーフ陣は、抑えとなる益田直也を中心に、中継ぎ陣も藤岡貴裕、大谷智久、南昌輝、内竜也、松永昂大と、左右に実績のある投手が揃う。これに加えて、酒居知史と土肥星也のルーキー2人もオープン戦は積極的に起用されており、ブルペンはさらに厚みを増しそうだ。

 埼玉西武では監督として日本一も経験している伊東監督だが、千葉ロッテでの3度のCS出場は、いずれも3位でのものだった。オープン戦でのダントツの強さは本物なのか。2強の一角を崩して、地元でのCS開催、さらには05年以来となるリーグ優勝まで突き進めるのか。新外国人と大物ルーキーの動向に注目が集まる。

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