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初出場17歳三原舞依、病を乗り越え日本女子の意地

日刊スポーツ のロゴ 日刊スポーツ 2017/02/17
女子SPでジャンプを決める三原(ロイター) © 日刊スポーツ 提供 女子SPでジャンプを決める三原(ロイター)

女子SPで、初出場の三原舞依(17=神戸ポートアイランドク)が66・51点の4位と好発進した。ルッツ-トーループの連続3回転ジャンプを成功させるなどノーミスの演技を披露。エース宮原知子(18=関大)が故障で欠場する中、今季シニアデビューの新星が輝いた。本郷理華(20=邦和スポーツランド)は59・16点の9位、樋口新葉(16=東京・日本橋女学館高)は58・83点の10位。今日17日は男子SP、女子フリーは18日に行われる。

最後の3回転フリップを決めると、三原の笑みがはじけた。「満足できる結果。すごく幸せだなと思いました」。1年後の五輪の舞台でノーミスの演技を堂々と滑りきった。演技前、スタンド上部まで目を向けた。「五輪もこんな感じなのかな…」。リンク脇のフェンスは普段より厚かったが、中野園子コーチに手を伸ばしてもらい、いつも通りに強く背中を押されて滑り出した。「思い切っていこう」。緊張より、ワクワクした気持ちが上回った。

1月のアイスショーでは、今大会を欠場したエース宮原の強さに触れた。豊富な練習量は周知の事実。「足が痛い」と漏らしながらも先輩は笑顔で滑っていた。欠場の一報を聞き「宮原さんに『同じ(大会の)メンバーで良かった』と思ってもらいたい」と使命感が高まった。本郷、樋口が本来の力を出せずに苦しむ中、日本の意地を見せた。

15年12月に関節が痛む病を発症。約1年後、世界の舞台に立てるとは「全然思っていなかった」。滑ることに感謝の気持ちがあふれる。ただ、ミスがなくても4位だったのは、表現の部分で差をつけられたから。「ここから五輪まで1年しかない。少しでもトップに近づけるようにアピールしていきたい」と、フリーもノーミスを狙う。【高場泉穂】

◆三原舞依(みはら・まい)1999年(平11)8月22日、神戸市生まれ。15年12月のジュニアGPファイナルで6位に入るも、その後に関節が痛む「若年性特発性関節炎」を発症。車いす生活を乗り越え、16年全日本選手権3位。今年3月の世界選手権代表。兵庫・芦屋高2年。154センチ。

◆フィギュアスケート4大陸選手権 国際スケート連盟が主催し、99年に創設された米、オセアニア、アジア、アフリカの4大陸の選手による大会。毎年1月か2月に開催。強豪ロシアは欧州に含まれるため参加しない。日本は過去に男子シングルで6度優勝。10度優勝の女子シングルでは昨年、宮原知子が初優勝を飾った。

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