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巨人・高橋監督 ライバルの引退に寂しさ隠さず 阪神・安藤への思い

デイリースポーツ のロゴ デイリースポーツ 4日前 デイリースポーツ/神戸新聞社
引退試合となった10日の中日戦で8回から登板した阪神・安藤優也 © デイリースポーツ/神戸新聞社 引退試合となった10日の中日戦で8回から登板した阪神・安藤優也

 「この年になると、増えていくよね」-。穏やかな口調の中に、さみしさが入り交じった。10日、タテジマ一筋16年の阪神・安藤が現役最後の登板を終えた。翌日のジャイアンツ球場。屈辱のBクラスからの巻き返しへ向けて汗を流すナインを見つめながら、巨人・高橋監督は、柔らかい表情を浮かべながら、つぶやいた。

 指揮官から見て2学年下の右腕。「グラウンドで会ったら話はしていたよ」とそれぞれ、巨人と阪神というライバル球団に身を置き、しのぎを削ってきた。通算28打数7安打の打率・250で、1本塁打2打点。相性の決して良くはなかったプロでの対戦成績だが、指揮官の脳裏に刻まれている対戦は、プロ入り前にあった。

 慶大4年の1997年9月28日。神宮球場での法大戦で、東京六大学リーグの通算本塁打記録を塗り替える23号を放った。その相手が当時2年の安藤。139キロ直球を右翼席中段に運ぶ推定140メートル弾だった。「印象に残るのはプロ(での対戦)というより、23号の、あれだよね」。今でも破られていない記録達成の瞬間を、懐かしそうに振り返った。

 42歳。近い年齢の選手が引退するという報に接する機会が増えた。元中日の川上やロッテ・井口、中日・森野、巨人。相川…。同じ時を過ごしてきた戦友ばかりだ。だからこそ、さみしさを感じずにはいられない。思わず口を突いた冒頭の言葉には、指揮官の率直な感情が、込められていた。(デイリースポーツ・野畑圭司)

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