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広澤克実氏 阪神・糸井の三塁憤死は防げた 菊池涼は走者のオーバーランを常に狙う選手…凡事徹底が必要

スポニチアネックス のロゴ スポニチアネックス 2022/06/24 07:00 スポーツニッポン新聞社
広澤克実氏 © スポーツニッポン新聞社 広澤克実氏

 ◇セ・リーグ 阪神3-3広島(2022年6月23日 マツダ)

 【広澤克実 視点】負けなくて、良かった。でも勝てた試合だった。広島との相性の悪さは、この試合でも感じた。初回は相手がミスを連発した。先頭の中野がエラーで出塁。島田は内野安打となったが、プレーとしては小園が二塁送球を意識した野選の形。さらに捕逸が2つも飛びだした。相手にもらった形の2点。野球の流れとしては8割、いや9割は「この試合はいただき」となるところ。しかし、3点目を取れなかったことが、最後まで響く。この積み重ねが、広島戦11試合で白星なしという成績につながっている。

 ポイントになったのは同点で迎えた6回の攻撃だった。1死から糸井が死球で出塁。長坂がバントで送って、2死二塁で代打・梅野が菊池涼への緩いゴロ。巨人やヤクルトの選手に聞いてみるといい。こういう状況で、菊池涼という選手は走者のオーバーランを常に狙っている。それは要注意事項だ。

 菊池涼ならば、あのプレーは起こり得るものだと認識していなければならない。試合前から気を付けなければいけないポイントとして、チームとして確認していたのか。選手がうっかり忘れても、ベースコーチが注意をしていたのか。三塁憤死には疑問が残った。菊池涼の判断は確かに素晴らしいが、走者とベースコーチが意識していたら防げた。2死一、三塁で中野に回る可能性は十分にあった。

 相性が悪い相手に対して、流れを変える特効薬はない。言えるのは凡事徹底だ。やるべきことにしっかりと取り組み、ミスをしない。それに尽きる。やってはいけないことを再確認して、準備を徹底することが必要だ。

 広島には大きく負け越しているが、残りはまだ14試合もある。今後も広島を相手に、自分たちの野球をどれだけできるか。それがAクラス定着、CS進出に大きく関わってくるのは間違いない。最近は19年から負け越していないカード。戦力バランスが大きく変わったわけではない。意識の問題だと感じた。(スポニチ本紙評論家)

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