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接戦に弱い巨人…「安易に続けた」捕手の配球も疑問

日刊スポーツ のロゴ 日刊スポーツ 2018/09/14 06:32 日刊スポーツ新聞社
巨人対ヤクルト 7回表ヤクルト2死一、三塁、バレンティンに勝ち越しの中前適時打を許す畠世周(撮影・林敏行) © 日刊スポーツ新聞社 巨人対ヤクルト 7回表ヤクルト2死一、三塁、バレンティンに勝ち越しの中前適時打を許す畠世周(撮影・林敏行)

<巨人2-4ヤクルト>◇13日◇東京ドーム

2位争いを繰り広げる両チームの3連戦は、ヤクルトの2勝1分けで終わった。痛いのは残り試合が少ない巨人。どの試合も接戦で1勝も出来なかった。今季の巨人は接戦に弱く、1点差ゲームは9勝23敗。なぜ、これほど接戦に弱いのか? 原因に中継ぎ投手の不振が挙げられるが、力不足の中継ぎ陣を助けてやれない捕手の配球にも原因がある。

試合には「流れ」がある。7回1死一、三塁から青木に同点打を打たれ、先発・田口から畠がリリーフ。1アウトをとって2死一、三塁でバレンティンを迎えた。一塁走者は俊足の山田哲だが、二盗すればバレンティンは歩かされるし、盗塁の気配はなし。真っ向勝負の状況だった。そしてカウント3-1から高めのボールゾーンの直球を空振りしてフルカウント。そこから直球を続けて中前へ決勝の適時打を浴びた。

確かに畠の武器は力のある直球で、バレンティンには内角の速い球に弱点がある。しかし、カウント3-1からボール球の直球を空振りしたように、歩かされる考えはなかっただろうし「同じような空振りはしないように」と打ち気満々で集中したはず。狙い通りコンパクトなスイングで、ど真ん中の直球をはじき返した。変化球をボールゾーンに投げるとか、直球なら内角に突っ込むとか、4番打者に対し工夫がなかった。

9回、左腕の中川が青木に打たれた2ランも、3ボールから3球スライダーを続けて打たれた。付け加えるなら7回、左腕の田口が青木に打たれた同点適時打もスライダーを2球続けたもの。本塁打も適時打も左腕で、同じ打者に同じ球種を続け、同じ左方向に打たれている。

同じ球種を続けるのはいいが、これだけ同じような痛打を浴びてしまっては「安易に続けた」と言われても仕方ない。勝負事は「流れ」の中での変化も必要。好打者を相手にしたなら、なおさらだろう。失敗を反省した気配は感じられなかった。【小島信行】

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