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プロ8戦目の堤が8回TKO勝ちで日本バンタム級新王者に リング上で「お母さんありがとう」

スポニチアネックス のロゴ スポニチアネックス 2022/06/23 22:18 スポーツニッポン新聞社
勝ち名乗りを受ける堤は万感の表情 © スポーツニッポン新聞社 勝ち名乗りを受ける堤は万感の表情

 ◇プロボクシング 日本バンタム級タイトルマッチ10回戦(2022年6月23日 後楽園ホール)

 挑戦者の日本バンタム級1位・堤聖也(26=角海老宝石)が王者・沢田京介(34=JB SPORTS)に8回47秒TKO勝ちし、新王者となった。2回に左フックでダウンを奪い、その後も打ち合いで優位に立つと、8回に右でぐらつかせてから連打をまとめてレフェリーストップを呼び込んだ。プロ8戦目で初タイトル獲得の堤は6勝(5KO)無敗2分け、初防衛に失敗した沢田は13年8月のプロ2戦目以来約9年ぶりの黒星で20戦15勝(6KO)3敗2分け。

 堤は試合後のインタビューで「ボクシングを始めて13年間、初めての日本一です。今日のために人生をかけてきました」と感激に浸った。最後に「思いを伝えたい人がいる」として「ボクシングを始めた時からずっとそばで支えてくれたお母さん。あなたが育ててくれたからボクシングはできて、日本のベルトを巻くことができました。愛してます。これよりも高いベルトを巻く姿を見せるから、それまで元気でいてください」と観客席の母・邦代さんへ感謝を述べた。客席の方を向くことはなく「この場でしか言えない」と照れ笑いを浮かべた。

 平成国際大出身の堤は18年3月、ワタナベジムからプロデビュー。19年9月に角海老宝石ジムへ移籍後は20年1月に中嶋一輝(大橋)、同年10月に比嘉大吾(志成)と2試合連続で引き分け、約1年8カ月ぶりの試合だった。初のタイトル戦へ向けて同門の小国以載、井岡一翔(志成)、寺地拳四朗(BMB)、比嘉ら新旧世界王者とスパーリングを消化したが、それでも「今日のメンタルは怖かった」と打ち明けた。試合前は「行きたくない」、ダウンを奪ったあとは「(相手は)もう倒れないのでは」、ガードの上からパンチをもらい相手側から大歓声が上がった4回は「効いたように見られたかも」などネガティブ思考に何度も襲われたという。それでも石原雄太トレーナーに家族や応援団の話題で励まされ、8回は「倒しにいきます」と出ていって有言実行。「まとめるのが下手くそで、2、3割の力しか出せなかった。それでもストップできたので安どしてます」と肩にかけたベルトをさすった。

 井上尚弥(大橋)が日本人初の世界3団体王座統一を成し遂げたバンタム級で日本チャンピオンとなった。「自分たちは尚弥さんのネクストエージ(次世代)だと思っている」と話し、弟の元WBC暫定王者・拓真(大橋)に「高校時代に負けているからやりたい。プロになるきっかけの1人なので、上の舞台で戦いたい」と挑戦状を突きつけた。

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