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【ラインの宝石】フレスコ画に彩られたスイスの美しき中世の町「シュタイン・アム・ライン」

TABIZINE のロゴ TABIZINE 6日前 赤松春奈

ドイツとの国境に近いスイス北部に位置する小さな町、シュタイン・アム・ライン。スイスを代表する中世の美しい町並みは、「ラインの宝石」とうたわれるほど。

チューリヒから鉄道でおよそ1時間~1時間半と、日帰り旅行も楽しめるシュタイン・アム・ラインでひとときのタイムスリップ気分を味わってみましょう。

「ラインの宝石」シュタイン・アム・ライン

ラインの宝石、フレスコ画に彩られたスイスの美しき中世の町「シュタイン・アム・ライン」 © TABIZINE 提供 ラインの宝石、フレスコ画に彩られたスイスの美しき中世の町「シュタイン・アム・ライン」

ドイツとの国境をなすボーデン湖周辺に位置する、ライン川沿いの小さな町、シュタイン・アム・ライン。この一風変わった地名は、直訳すると「ラインの石」。スイスにおいて中世の雰囲気を残す町の筆頭に挙がる美しい町です。

実際に、シュタイン・アム・ラインは、1972年にスイスで始まった、伝統的な町並みや景観を守る町に授与される「ワッカー賞」を史上初めて受賞した町でもあります。

ドイツ語の「シュタイン(Stein)」には「石」という意味のほかに「宝石」という意味もあるため、シュタイン・アム・ラインは、その町並みの美しさを宝石になぞらえて、「ラインの宝石」と呼ばれています。

壮麗なフレスコ画が彩る町並み

ラインの宝石、フレスコ画に彩られたスイスの美しき中世の町「シュタイン・アム・ライン」 © TABIZINE 提供 ラインの宝石、フレスコ画に彩られたスイスの美しき中世の町「シュタイン・アム・ライン」

シュタイン・アム・ラインの景観を特徴づけているのが、16世紀から18世紀にかけて建物の外壁に描かれた見事なフレスコ画の数々。天井のない画廊さながらの光景は、一度見ると忘れられない印象を残します。

ヨーロッパに中世の面影を残す町は数あれど、これほど美しく、大規模な壁画が並ぶ町はそうはありません。

ラインの宝石、フレスコ画に彩られたスイスの美しき中世の町「シュタイン・アム・ライン」 © TABIZINE 提供 ラインの宝石、フレスコ画に彩られたスイスの美しき中世の町「シュタイン・アム・ライン」

とりわけ、赤い木骨組みが印象的な市庁舎をはじめ、市庁舎広場に面した建物の壁いっぱいに描かれたフレスコ画は圧巻。

ラインの宝石、フレスコ画に彩られたスイスの美しき中世の町「シュタイン・アム・ライン」 © TABIZINE 提供 ラインの宝石、フレスコ画に彩られたスイスの美しき中世の町「シュタイン・アム・ライン」

「ホテル・アドラー」の外壁には、スイスの画家で、世界的に有名な絵本作家でもあるアロイス・カリジェの手によるメルヘンチックな壁画が描かれています。

ラインの宝石、フレスコ画に彩られたスイスの美しき中世の町「シュタイン・アム・ライン」 © TABIZINE 提供 ラインの宝石、フレスコ画に彩られたスイスの美しき中世の町「シュタイン・アム・ライン」

ほかにも、宗教的なモチーフやこの地方の歴史、伝説がなどが表現されたフレスコ画の数々は、ずっと眺めていても飽きることがありません。こうした光景を見ているだけで、なんだか心が豊かになったような気がしてきます。

リントヴルム博物館

ラインの宝石、フレスコ画に彩られたスイスの美しき中世の町「シュタイン・アム・ライン」 © TABIZINE 提供 ラインの宝石、フレスコ画に彩られたスイスの美しき中世の町「シュタイン・アム・ライン」

シュタイン・アム・ラインで必見なのが、旧市街のメインストリートにある「リントヴルム博物館」。13世紀からの歴史をもつ建物に、19世紀のスイスにおける中産階級の暮らしぶりが見事に再現されています。

1995年には「ヨーロピアン・ミュージアム・オブ・ザ・イヤー」を受賞したこの博物館は、見た目こそ小さいものの、実は中で複数の建物がつながっているために、外観からは想像できないほど広く見ごたえがあります。

ラインの宝石、フレスコ画に彩られたスイスの美しき中世の町「シュタイン・アム・ライン」 © TABIZINE 提供 ラインの宝石、フレスコ画に彩られたスイスの美しき中世の町「シュタイン・アム・ライン」 ラインの宝石、フレスコ画に彩られたスイスの美しき中世の町「シュタイン・アム・ライン」 © TABIZINE 提供 ラインの宝石、フレスコ画に彩られたスイスの美しき中世の町「シュタイン・アム・ライン」

リビングやキッチン、寝室といった生活空間だけでなく、動物の毛皮や燻製ソーセージなどが吊るされた屋根裏、本物のニワトリが飼われている中庭や、さまざまな農具が置かれた穀物倉庫まで、展示は多岐にわたり、いずれも細部まで作りこまれたリアルさ。都市での生活と農業が共存していた当時の生活ぶりがいきいきと伝わってきます。

青く澄んだライン川

ラインの宝石、フレスコ画に彩られたスイスの美しき中世の町「シュタイン・アム・ライン」 © TABIZINE 提供 ラインの宝石、フレスコ画に彩られたスイスの美しき中世の町「シュタイン・アム・ライン」

シュタイン・アム・ライン駅と旧市街のあいだにある、ライン川に架かる橋の上からは、高台に建つ古城で、現在はレストランとして営業しているホーエンクリンゲン城や旧市街、ライン川が一体となった絵のような風景を見ることができます。

ライン川といえばドイツのイメージが強いですが、ドイツに住む筆者は、これほどまでに青く澄んだライン川を見たことがありません。自然豊かなスイスは、町なかに流れる川でさえも驚くほど美しいのです。

ライン川沿いのレストランやカフェで食事やお茶を楽しんだり、あるいは船に乗って近郊の町、シャフハウゼンに足を延ばしてみたりするのも粋ですよ。

ラインの宝石、フレスコ画に彩られたスイスの美しき中世の町「シュタイン・アム・ライン」 © TABIZINE 提供 ラインの宝石、フレスコ画に彩られたスイスの美しき中世の町「シュタイン・アム・ライン」

フレスコ画で彩られた芸術的な町並みと、スイスの自然の風景が調和したシュタイン・アム・ラインは、歩くだけで気持ちが明るく穏やかになる、心の栄養のような町なのです。

[All Photos by Haruna Akamatsu]

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