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メルセデス・ベンツ Cクラス ローレウス エディションと愉しむプレミアムな週末 試乗記編

Mercedes-Benz のロゴMercedes-Benz 2017/10/13

 スマートフォンを使って、車外からクルマを遠隔操作で目的の駐車スペースに止める。実はドイツではEクラスが登場した際に、一足早く利用が開始された機能。それがついに日本でも解禁になった。採用されたのは、Eクラスではなく、つい先日ビックマイナーチェンジを果たしたフラッグシップモデル Sクラス。ビックセダンが無人で外からの操作で動く様子は新時代の到来を直感させる。そんな次世代アイテムで注目を集めながらも、地固めをするかのように同時期にメルセデスは、Cクラスにも魅力的な特別仕様車を登場させたのをご存知だろうか。

『 ローレウス エディション 』

 2000年にダイムラー社と高級装飾品でも知られるスイスのリシュモン社が共同で、スポーツの魅力で社会貢献をするべく財団を立ち上げ、毎年その思想に伴う選手や団体を「ローレウス世界スポーツ賞」で讃えている。それはスポーツ界のアカデミー賞とも称され、先日引退したウサイン・ボルト氏も当然過去に賞を受けており、その名が今回の特別仕様車に使用された。

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 そのイメージを引き継いで仕上げられた Cクラスの中身は、カッコ良さとお洒落な雰囲気を漂わせながら、走りも洗練されており、現実的な話になるが結果から申すとお買い得感がとても優れる仕様になっていた。

<C 180 Laureus Edition> <C 180 Laureus Edition> <C 220 d STATIONWAGON Laureus Edition> <C 220 d STATIONWAGON Laureus Edition>

 今回は心をリフレッシュしたい時に個人的に走りたくなる都内から箱根周辺を試乗コースに選んだ。1.6ℓ直列4気筒エンジンを直噴ターボ武装した「C 180」と、2.2ℓ直列4気筒直噴ターボのディーゼルエンジンを搭載する「C 220 d」それぞれのセダンとワゴンボディに、「ローレウス エディション」は設定される。今回連れだったのは、セダンの「C 180 ローレウス エディション」と、ワゴンの「C 220 d ローレウス エディション」だ。

 そもそも特別仕様と聞き、他では手に入らない特別な内外装などをイメージすると期待には沿わないだろう。例えば、見た目はスポーティで引き締まった印象を与えるAMGラインをまとっているが、それは他でも選べる。「ローレウス エディション」でなければ得られない作りを探すと、室内のセンターコンソールにローレウスのバッジが付いている事くらい。しかしその事実を知り、価値がないと思うのは早い。

 私自身、触れるまではその様な捉え方で一歩引いて見ていた。しかし、試乗したら全く違っていたのだ。得たイメージとしては、ユーザーニーズに照らし合わせた上でメルセデスが考える理想的なCクラスの世界観を提供するべく、通常ではオプションとなる装備や仕様などを組み込んだ "濃厚な" Cクラスを堪能できる特別仕様と捉えるのが解りやすい。

 スポーティでアクティブな世界観、走りでは軽快感や俊敏性を求める方。別の表現をするなら、ワインディングのカーブを気持ち良く走り抜けて得られる爽快感で心がリフレッシュする方は、「C 180 ローレウス エディション」がお勧め。ワゴンかセダンを選ぶかは、ご自身の使用環境に照らし合わせれば良いが、より軽快さや俊敏性を求めるならセダン。違いは直進時のクルマの動きを含めて前後方向の揺れがセダンの方が落ち着くのと、連続するカーブなどではワゴンより全長が少し短いかのように、意思に遅れずにクルマが切り返してくれる気持ちよさを得られる。

 なぜ「C 180」の軽快感や俊敏性が優れるかというと、まず一つは100kg以上も「C 220 d」よりも軽いこと。特にフロント周りが軽く、クルマの向きがイメージ通りに容易に変わる。スムーズにカーブに曲りこみたい、鋭く曲りだしたい、全て意のままだ。しかも足回りには、あえて通常コイルスプリングを強化したスポーツサスペンションが装着される。これには電子制御ダンパーが組み合わされ、しなやかな動きから粘り具合まで自由自在。結果として、絶えず的確にタイヤを路面に力強く押さえつけ、安定したグリップとともに路面への張り付き感も向上させる。

 特筆すべきは、そのシンプルな形状だからこそ手に伝わってくるグリップ感などがとても鮮明。これが自分で走らせている、操っている感を強調し、気持ちよさや爽快感を盛り上げてくれる。ちなみにエンジンは通常「C 180」同様に、走行モードをスポーツ、スポーツ+にするとかなり刺激的になる。アクセルの微細な動きにも反応するダイレクト感までも得られるし、絶えずターボによる力強い加速が得られるエンジン回転数を維持するようにも走ってくれる。そんな若々しくもあり、アクティブな世界観を漂わせるのが、「C 180 ローレウス エディション」。

 対して「C 220 d ローレウス エディション」は、AMGラインの見た目のイメージに即した走りも可能だが、根幹には穏やかさや優雅さが絶えず流れている印象。例えるなら、ワインディングを走る爽快感も大事にするが、遠く広がる雄大な景色などを目に捉えながらワインディングを清々しく走るとか、窓を開けて心地よい空気も感じながら走り心がリフレッシュされるといった世界観にピッタリの仕様。

 「C 180」よりも100kg以上も重いことにより、軽快感は薄らぐが落ち着いた動きをもたらす重厚感に包まれる。高速道路を走行車線を走り移動する、たまには追い越し車線も走る、そんな走行ペースで走る移動空間に「C 220 d」の上質で優雅な世界観はピッタリだ。しかもディーゼルエンジンの音は、止まっているときに車外で確認するとやはり若干うるさいが、遮音性が高いので走っている時には気にならない。ちなみに窓を開けて気持ち良くワインディングをドライブしている時は、遮音性は当然大幅に悪化するが、風の流れる音の方が相対的には大きいので気にならない。

 それでいてディーゼル特有のアクセルを少し踏むだけで穏やかでありながら力強いトルクが湧き上がり、上質に加速する特性は健在。それは「C 180」の『加速してます!』という世界ではなく『気がついたら速度が出ている』そんな世界をもたらすもので、速度コントロールし易い。このような穏やかな世界をさらに強調するのがエアサスペンション。これが 「C 180 ローレウス エディション」との大きな違いであり、ディーゼルエンジンの特性と調和して魅力をさらに高める見事な組み合わせだ。

 結果として、優雅さや上質な移動では、「C 180 ローレウス エディション」は、「C 220 d ローレウス エディション」には敵わない。今のCクラスで最もその優雅さや上質さを得られる装備や仕様組み合わせの答えがそこにあると思える仕様になっているのだから当然だ。これは逆の話も成り立ち、やはり「C 220 d」では 「C 180」のようにワインディングを軽快かつ俊敏には走れない。とは言っても走行モードをスポーツ+にすれば、十分すぎるレベルで速く走れるが、得られる爽快感や気持ちよさといった心に響いてくるレベルが違うのだ。やはり「C 220 d」は余裕を持った速度で景色や外の空気を感じながら、心をリフレッシュするのが合っている。

最後に言うが、このような世界にはそれぞれの装備や仕様がもたらす乗り味への効果、もっと言えば心理的な影響まで知り尽くしたメーカーでなければ、なかなかたどり着けない。それか「ローレウス エディション」にはあり、だからこそ"濃厚な" Cクラスが欲しい方にお勧めだし、もっとハッキリ言えば装備比較で価格的な利点もあるので Cクラスに注目した方には手放しでお勧めしたくなる。

<メーカー希望小売価格>

C 180 Laureus Edition 4,980,000円〜

C 180 STATIONWAGON Laureus Edition 5,400,000円〜

C 220 d Laureus Edition 5,750,000円〜

C 220 d STATIONWAGON Laureus Edition 6,190,000円〜

■Mercedes-Benz The C-Class Laureus Edition http://www.mercedes-c.jp/laureus/

メルセデス・ベンツ Cクラス ローレウス エディションと愉しむプレミアムな週末 旅行編

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