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マンソリーのフォード「GT」がヤバすぎ!! 世界限定3台のスーパーカーの全容

くるまのニュース のロゴ くるまのニュース 2020/11/21 19:10 山崎元裕

フォードの限定モデルをさらに希少価値あるものにしたマンソリー

 1971年に公開された映画、『Le mans=栄光のル・マン』、そして2019年に再びこのル・マン24時間レースを題材に製作された『Le mans 66=フォードvsフェラーリ』。

 ル・マンがレース界において特別な場所であることは、すでにモータースポーツのファンには良く知られているとおりだが、前者は主演のスティーブ・マックイーンに、また後者は自動車史上にその名を残すレーシングカーに焦点を当てているのが大きな違いといえる。

ヘッドランプがノーマルでは縦方向に並ぶ2灯式だったのに対し、Le Mansoryでは横方向に変更されている © くるまのニュース 提供 ヘッドランプがノーマルでは縦方向に並ぶ2灯式だったのに対し、Le Mansoryでは横方向に変更されている ヘッドランプがノーマルでは縦方向に並ぶ2灯式だったのに対し、Le Mansoryでは横方向に変更されている

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 ドイツのチューニング・メーカー、マンソリーが着目したのは、1500台の限定車として2005年から2006年にかけて「GT40」をオマージュしてリメイクされ、その後再び2017年にフォードの高性能車開発部門であるフォード・パフォーマンス・ビークルズとマルチマチックの両社に開発と生産が委ねられたセカンド・ジェネレーションの「GT」である。

 生産台数は1350台とアナウンスされたが、その争奪戦は相当に激しいものであったことは容易に想像できる。

 初代GTは5409ccのV型8気筒スーパーチャージャーエンジンを搭載する、いかにもアメリカン・スポーツ的なメカニズムを持つモデルだったが、2代目GTに搭載されたのは3497ccV型6気筒ツインターボ(エコブースト)だった。

 それでも最高出力は656psに達し、重量配分を最適化するために、トランスアクスルレイアウトを採用。これにリアに搭載される8速ATが組み合わせられた。

 ここまでが、フォードGTの簡単な解説ということになるわけだが、マンソリーは、この最新のGTをベースに「Le Mansory」とネーミングしたコンプリートカーを3台のみ限定生産することを発表した。

 わずかに3台のために専用パーツを設計するのは、コスト・パフォーマンスから考えれば、やや割に合わないような気もするが、前で触れたようにセカンド・ジェネレーションのフォードGTはそもそも1350台しか存在しない。そのなかの3台を入手することがどれほどに難しいのかを考えれば、このモデルがいかに貴重なものかも理解できるだろう。

ほぼマンソリーオリジナルとなるコックピットとは?

 Le Mansoryは、La Ferrariと同様に、英語に訳せば「The Mansory」の意である。実は2020年はマンソリーにとって創立30年にあたる年で、本来ならばジュネーブ・ショーでこのLe Mansoryをメインに、華やかなプレス・コンファレンスを開催する予定だったのだ。

マンソリーの創立30年を記念して3台のみの限定となる「Le Mansory」 © くるまのニュース 提供 マンソリーの創立30年を記念して3台のみの限定となる「Le Mansory」 マンソリーの創立30年を記念して3台のみの限定となる「Le Mansory」

 第一印象はきわめてアグレッシブだ。フロントまわりではまずヘッドランプがノーマルでは縦方向に並ぶ2灯式だったのに対し、Le Mansoryでは横方向に変更されている。

 フロントのバンパースポイラーも、より大きなダウンフォースを稼ぎ、さらに冷却効果を生み出すためにデザインがモディファイされている。

 フロントリッドの形状やルーフ上に備わるツインのエアインテークも、マンソリーのオリジナルだ。

 ボディサイドの造形も変化し、ワイド化されたリアフェンダーにはラジエーター冷却用のエアインテークも備わる。

 リアセクションでは、ディフューザーの羽根の枚数は少なくなっているものの、巨大なリアウイングは固定式になり、エグゾーストはマンソリー・オリジナルの3本出しとなる。

 その他、このLe Mansoryには、これまでマンソリーが30年間の活動で得た技術的なノウハウがフルに導入されている。参考までにボディはフルカーボン。軽量化という意味でも、その仕事は徹底しているのだ。

 ブルーリオン・レースと呼ばれる特別なカラーにペイントされたボディに組み合わされるエンジンは、最高出力を710psにまで強化したものだ。

 一見するとスパルタンに見えるモデルだが、それだけが特長ではないことは、美しく仕上げられたインテリアがそれを証明している。マンソリーによれば、インテリアで手つかずのまま残されたコンポーネントはほとんど皆無であるという。

 わずか3台の限定車、そして30周年記念車を手に入れるのは、はたしてどんなスーパーリッチなのだろうか。

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