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さくらさん「現代の清少納言」高校時代から独特視点

日刊スポーツ のロゴ 日刊スポーツ 2018/08/28 06:52 日刊スポーツ新聞社
ちびまる子ちゃん(C)M.S © 日刊スポーツ新聞社 ちびまる子ちゃん(C)M.S

8月15日に、乳がんのため53歳の若さで亡くなったさくらももこさんは、プライベートを大事にし、本名は最後まで非公表を貫いた。漫画の執筆のみならず、多くのエッセー、作詞を手がけるなど幅広い分野で活躍した。27日、さくらさんの訃報が伝えられると、芸能界からも早すぎる別れを悼む声が多く寄せられた。

「ちびまる子ちゃん」はさくらさんが自らの少女時代をモデルにした。まる子は朝寝坊で忘れ物が多く、なまけ者でお調子者。近所で起きた火事や洪水を見に行くなど、好奇心旺盛だった。さくらさんは「まる子は私の分身」と語り、大事にしていた。「ちびまる子」は子供のころ、母親に呼ばれていた愛称だった。

高校時代は小論文の採点者から「現代の清少納言」と評されるなど、すでに独特の視点と文才を認められていた。好奇心を持ち続けた人だった。エッセーや作詞を手掛けるだけでなく、ラジオパーソナリティーを務めるなど、幅広い分野で活躍。アマチュア無線技士の資格も取得した。

「ちびまる子ちゃん」が「平成のサザエさん」と呼ばれるほどの人気に喜びながら、戸惑いを感じたこともあった。「トレンド扱いされると、必ず下火が来て終わりになる。だからブームにしてほしくない。ずっと描き続けたいんです」。

プライベートを大切にした。顔を出してインタビューを受けたり、テレビ出演は少なかった。本名を聞かれても「絶対秘密。普通に買い物や旅行に行きたいから」と口を閉ざすこともあった。長男が小学生になるまで、自分がさくらももこだと明かさなかったという。息抜きは「ご飯を食べること」「健康ランドに週1回行くこと」。休みの過ごし方は「息子とゲームをやったり、友達と飲んだり」と話すなど、常に普通の日常を大切にしていた。

故西城秀樹さんは91年から1年半、フジテレビ系アニメ「ちびまる子ちゃん」エンディングテーマ「走れ正直者」を歌った。桑田佳祐(62)はさくらさんのつづった歌詞に共感し、12年から5年半、同アニメのエンディングテーマ「100万年の幸せ!!」の作曲・歌を担当。ビートたけし(71)や長嶋茂雄氏(82)が本人役でゲスト出演した。普通の日常を描く「ちびまる子ちゃん」は、数多くの大物たちの心もつかんでいた。

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