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レコード大賞の最有力はDA PUMPの『U.S.A.』だが、西城秀樹のトラウマが…

AERA dot. のロゴ AERA dot. 2018/10/08 11:09

 2018年も残すところ2カ月を切ったが、毎年この時期になると「NHK紅白歌合戦」とともに音楽業界で話題に上がるのが、「日本レコード大賞」の選考の行方だ。

 同賞は、音楽業界最大の賞レースとされ、77年には毎年TBS系で放送されている中継番組「輝く!日本レコード大賞」が平均視聴率50.8%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録するなど、かつては大きな注目を集めていた。

 だが、近年は視聴率が低迷し、インターネット上などではその選考を疑問視する声もあがっている。

 もっとも、こんな意見も……。

「05年には10%まで落ち込んだ『レコ大』の平均視聴率ですが、じつはここ数年は2桁台半ばをキープしています。娯楽の多様化などによりテレビ離れが進み、他の番組も押し並べて視聴率で苦戦している中、この“数字”は悪いとも言い難く、健闘しているという見方もある。それに、いまだに業界内での権威は健在で例年数多くの人気アーティストが出演していますしね。最近は賞の選考などに関するネガティブな報道もチラホラ見受けられますが、シビアな話、数多ある音楽賞の中でも毎年のように話題になるのは『紅白』と『レコ大』くらいのものでしょう」(音楽誌編集者)

 そうした中、例年以上にヒット曲の存在の印象が薄い今年は、「大賞」をはじめとする各賞の選考も難しそうだ。

「話題性という点では、前時代的なダンスが若者を中心に“ダサかっこいい”と注目され、SNS上でバズッたのをキッカケに、世代を超えて一大ブームを築いた「DA PUMP」の『U.S.A.』でしょう。同曲が何らかの賞を受賞することや番組への出演は間違いないと思いますが、『大賞』の受賞となると、洋楽が原曲という点がネックになると言われています。過去には、西城秀樹さんが79年にリリースした『YOUNG MAN』が大ヒットを飛ばして、同年の『日本歌謡大賞』『FNS歌謡祭グランプリ』を受賞し、『紅白』のステージでも披露しましたが、洋楽のカバーという理由で『レコ大』の審査対象からは外され、西城さんは同年にリリースした『勇気があれば』という別の曲でのエントリーとなりました」(芸能評論家・三杉武)

 また、前出の音楽誌の編集者はこう語る。

DA PUMPのISSAさん (c)朝日新聞社 © Asahi Shimbun Publications Inc. 提供 DA PUMPのISSAさん (c)朝日新聞社

「今年の最大のヒット曲といえば、米津玄師さんの『Lemon』ですが、米津さんは普段テレビに出ないことで知られていますからね。『初恋』がヒットしている宇多田ヒカルさんも、同曲が同局系ドラマのイメージソングに起用されているとはいえ、『大賞』受賞の条件の一つとも言われる中継番組への生出演、生歌唱の可能性は低いです」

 そんな中、昨年に「大賞」を受賞し、今年もCDの売上が好調な「乃木坂46」や「欅坂46」、今年デビュー40周年の「サザンオールスターズ」、演歌界を長年牽引する氷川きよしさんなどが有力候補と目されているという。

 さらに、「今年結成20周年を迎え、6月にリリースしたシングル『Are you Happy?/A gonna』がオリコンの週間ランキングで1位になった「モーニング娘。」も、『大賞』ノミネート作品である『優勝作品賞』やこれまでの功績も加味した『特別賞』などを受賞するのではないかと言われていましたが、ここに来てOGの吉澤ひとみさんの事件の影響が危惧されています」とは前出の音楽誌編集者。

 果たして、今年の「日本レコード大賞」の行方やいかに!?(平田昇二)

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