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矢部浩之の「公開説教」不適切発言の相方・岡村隆史に指摘した問題点とは?

ORICON NEWS のロゴ ORICON NEWS 2020/05/03 07:00 ORICON NEWS
ナインティナイン(左から)矢部浩之、岡村隆史 © ORICON NewS inc. ナインティナイン(左から)矢部浩之、岡村隆史

 お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史(49)が、先月23日深夜放送の自身のラジオ『岡村隆史のオールナイトニッポン』(ニッポン放送 毎週木曜 深1:00)での不適切発言について、翌週30日の同番組で「僕の発言によって、たくさんの人たち、特に女性のみなさんに不快感を与えたことについて、心から謝罪いたします。本当に申し訳ございませんでした」と謝罪した。自分の思いをしっかり伝えるためにゆっくりと言葉を選びながら、何度も何度も「申し訳ございません」を繰り返した岡村。CMと音楽をはさみながら開始から約36分にわたって謝罪を続けたところで、「やってもうたな」と言いながら相方の矢部浩之(48)が突然、スタジオに登場した。

 矢部は「公開説教」として、今回の発言につながった岡村の態度や生活についての問題点を次々と指摘。ときに厳しい意見も投げかけられたが、岡村はじっと聞き入り「ホンマにそうやな」と納得の声をたびたび漏らした。ここでは矢部のすべての発言を聞き、書き起こした上で、矢部が岡村に“説教”したポイントをいくつか紹介したい。矢部の思いはこの日の放送を聴くことで伝わってくるが、ここでは今回の発言の発端となったと考えられるポイントを補足としてまとめていく。

・本番でしか謝らない

 「リスナーの方はもちろん感じてるでしょうけど、あんまりいい感じじゃないやん、(今の)ナインティナイン」とコンビ間の空気が良くないと自ら明言した上で、「本番や人前でしか謝らないよね。オフでは絶対に俺に謝らないよね。内弁慶のところがある」と岡村の性格を指摘。「出会ったのは高校のサッカー部の先輩後輩で、コンビを組んでからはその関係は形式上はやめてるけど、アンタは先輩が消えてない。だから、俺に謝れないという気持ちがどっかにあるのよ」と出会いのルーツにさかのぼって原因を追及した。

・ぬるま湯に浸かって、あぐらをかいて、甘えが大きくなった

 「楽屋でスタッフにコーヒーを出してもらっても、『ありがとう』って言うのを聞いたことがない。身内に甘えて、ぬるま湯に浸かって、あぐらをかいて。俺はそういうのを見たくなくて、岡村隆史を嫌いになるのが怖かったから、距離をとって楽屋も別々にしてもらった」と告白。そして、そういった甘えが大きくなったことが「今回の発言につながった」と冷静に分析した。岡村は矢部のそういった思いを気づかず、「俺に飽きて、ただ楽屋を別にされた」と寂しさを感じていたことも明かした。

・問題発言は自分の根本の言葉

 25年以上も続き、岡村も「生活の一部」というラジオでの問題発言だけに、矢部は「台本ガチガチじゃなくて、無意識に自分の言葉で喋ってるから、女性を軽視してるとか、男尊女卑とか、根本がそういう人間と思われてもしょうがない。致命的やと思う」と今回の発言を生んでしまった背景を指摘。自身もかつてはそういう考えがあったが、結婚したことが転機となり「間違いなく女の人はすごいと思えた。結婚して子供にも恵まれて、よりどんどんリスペクトが増していった」と自身の変化を説明し、「景色を変えたほうがいい」と諭した。

・逃げグセがある

 岡村は目上の人に食事に誘われると「お願いします」と答えるが、楽屋に戻るとマネージャーに「仕事って言って断っておいて」と任せる場面を、矢部はたびたび目にしていた。「自分で断れよと。誘われた直接の人には言わない。これは逃げだと思うけど、根本の性格だから」と、岡村に逃げグセが染み付いていると忠告。恋愛面についても“大人になってから、交際女性の両親にあいさつをしたことがない”というエピソードを引き合いに出し、岡村も「そういうことを避けてきてしまったんやね。それが逃げグセやと思う。そこじゃないところで、やらないかんことがあると思ってしまったから、避けてきたんだと思う」と自身の行動や考え方を見つめ直していた。

・女性への敵視

 かつて2人で出演した恋愛がテーマの番組で、結婚生活の秘訣を聞かれた矢部が「ありがとうとごめんなさいを言う」と語ったところ、岡村は「白旗あげたんか」と発言。矢部は「結婚して子供がいたら家族はチーム。お母さんが監督で、いっぱい褒めていっぱい怒って。ありがとうとごめんなさいが大事だと身にしみてるから」と自身の経験から話したが、それを“白旗”と表現した岡村に対して「女性を敵として見ている。コンプレックスがあるのは知っているけど、それが根本の性格やねんな」と深層心理の問題点を指摘した。

・30年前の岡村からの助言「性格を変えろ!」

 今から約30年前のデビュー直後の若手時代、岡村のビジュアルと個性で一気にブレイクしたナインティナイン。岡村は先輩から食事によく誘われていたが、なかなか先輩に話しかけられずに悩んでいた矢部に対して、岡村は「そんなんやったらアカン、お前は性格を変えろ!」と助言した。それを強烈に覚えている矢部は「いま49歳のアンタに言うよ。性格を変えろ」と同じ言葉を返すと、岡村も「休養したときに自分のなかで人間的に変わったと思ったけど、変わりきれてなかった」と反省した。

・岡村隆史は“かわいそうさん”じゃない

 2010年に「頭がパッカーン」したため、約5ヶ月も休養した岡村。そこから復帰したことで、岡村は世間から同情が寄せられた“かわいそうさん”になったと矢部は振り返る。「あるタレントさんが言ったら炎上することも、アンタが言っても炎上しない。なぜなら“かわいそうさん”だから、発言が許される幅が広かった。でも、自分の努力とスタッフの出会い、運もあって、成功している。50歳になってお金を持って、自分の思ったような家に住めてて、好きな車買えて、一般的に“かわいそうさん”じゃない」。その意識のギャップが今回の問題発言につながったと伝えると、岡村も「ホンマにそのとおりだと思う。気づいてない部分があったんや。言われて初めてそうなんやと思うこともある」と納得していた。

・恋愛は何も怖くない

 自身が結婚し、子供の発言で影響も受けていることから、矢部は岡村に「結婚したら? これをきっかけって言ったら、傷ついた方々に申し訳ないけど、チャンスをもらったと思って」と提案。先述したように、岡村がこれまでの恋愛でコンプレックスを抱えていることを理解した上で、今回の発言につながってしまった根本(甘えが大きくなった、逃げグセがあるなど)を改め、人間関係を形成する一つとして「もし一番近い女性がいるなら、相手のことを考えて進展させるとか。恋愛なんてそこらじゅうで別れてるし、何も怖くないし。49歳のオッサンに48歳のオッサンが言うことじゃないから、俺は恥ずかしいけど、岡村隆史はそういう人間で、そこが面白い」と促した。

・笑われていいやん

 お笑い芸人として多くの人に笑いを届けてきた岡村だが「笑わせたいのであって、笑われたくない」という気持ちが強い。矢部は「笑われるのは嫌かもしれないけど、笑われていいやん。どっちでも笑って応援してくれてるんだから。女優さんとデート企画があったら、笑われたくないから嫌っていう。でもみんな、50歳目前の岡村隆史が変なデートをする姿を見て笑いたいのよ」と世間の声を代弁する。さらに具体例として、「『ぐるナイ』で本田翼を口説いてくださいっていうミニコントを断って、代わりにノブがやってる。これは岡村隆史のハマり役で真骨頂のはずなのに。でも、ディレクターもプロデューサーもみんな自分たちより若いから、『どうしてもお願いします』って言ってこないよ」と注意した。

 途中でハガキコーナーをはさみながら、1時間以上にわたって岡村に「公開説教」した矢部。結婚を薦めた点については、SNSで「恋愛は強制するものではない」という意見も見られたが、サッカー部の後輩だった矢部が、岡村よりも先に経験して唯一“先輩”となった結婚について自身の考えを語ったもので、その前に指摘してきた岡村の言動を踏まえて、変わるきっかけの一つとして提案したものであると思われる。

 2014年9月に矢部が卒業し、実に5年半ぶりとなったナインティナインとしてのラジオ。ファンが望んだ形での復活ではなかったが、矢部は相方の問題点を冷静かつ的確に指摘し、時には厳しく叱責した。その上で「ラジオを続けるのはすごいと思うよ。オレなんて途中でリタイアしたから、辞めた人間に言われたくないだろうけど」と前置きしながらも、岡村のホームとなっているラジオにあえて苦言を呈した。「リスナーはみんな岡村隆史が大好きでイエスマンよ。注意してくれる人がほとんどいなくなってきた。スタッフ含めて、全員が空気をそうしたんですよ。知らん間に芸歴も長くなって、偉くなってもうた」。

 これら言葉を聞き、何度も同意と納得の意思を示し、反省と謝罪の言葉を繰り返した岡村が、どのようにその思いを世間に示していくのか。コンビ結成30年、そして岡村が50歳&矢部が49歳で2人の年齢が「99」になる2020年。今回、多くの批判を受けた上で、2人は今後どこに進んでいくのか。

 この日の放送は7日まで、radikoのタイムフリー機能で聴くことができる。

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