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第23回釜山国際映画祭「今年の俳優賞」は女優2人が受賞、日本勢受賞逃す【第23回釜山国際映画祭】

シネマトゥデイ のロゴ シネマトゥデイ 2018/10/13 17:52 cinematoday
ナシェン・ムードリー(シドニー映画祭ディレクター)、ラビナ・ミテフスカ、林加奈子(映画祭コンサルタント) © Cinema Today Inc 提供 ナシェン・ムードリー(シドニー映画祭ディレクター)、ラビナ・ミテフスカ、林加奈子(映画祭コンサルタント)

 13日、第23回釜山国際映画祭(BIFF)の閉幕会見が海雲台グランドホテルで行われ、國村隼が審査員として名を連ねたニュー・カレント賞のほか、各アワードの受賞者が発表された。

 4日から13日まで開催され、115本のワールドプレミア作品を含む324本の作品が上映された本映画祭。目玉的なイベントが集中する土曜日に台風25号が直撃し、参加を予定していた『斬、』の池松壮亮と蒼井優が渡釜を断念するなどの事態にも見舞われつつ、関係者やボランティアスタッフの尽力によって多くの映画ファンを楽しませ、閉幕の日を迎えた。

 日本映画では、是枝裕和監督の愛弟子・広瀬奈々子監督の『夜明け』がニュー・カレント賞に、白石和彌監督の『止められるか、俺たちを』がキム・ジソク賞にそれぞれノミネートされていたが、惜しくも受賞を逃した。ニュー・カレント賞の審査員の一人、マケドニアの女優でプロデューサーでもあるラビナ・ミテフスカは、「オリジナリティーを重視した」と説明。キム・ジソク賞の審査を担当した林加奈子は「『アジア映画の窓』というすばらしいセクションから、才能あふれるアジアの若手監督たちを見いだして支援することが目的」と賞の意義について語った。

 なお、コ・ヒョンジョンとユ・ジュンサンが審査員を務めた「今年の俳優賞」では今回、男優・女優1名ずつではなく女優2名を選出。その一人チェ・ヒソは、長い無名時代を経験し『空と風と星の詩人 ~尹東柱(ユン・ドンジュ)の生涯~』(2015)や『朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト』で開花した、1987年生まれのライジングスターだ。大阪で暮らしたこともあり日本語、英語、イタリア語が得意という彼女だけに、日本映画やハリウッド作品で目にする日も、そう遠くないかもしれない。(取材・文:柴田メグミ)

主な受賞作品・受賞者は以下のとおり。

■ニュー・カレント賞(アジア圏の新人監督に贈られる賞)

『サベージ(原題)/ SAVAGE』監督:チュー・シウェイ(中国)

『クリーン・アップ(原題)/ Clean up』監督:クォン・マンギ(韓国)

■キム・ジソク賞(「アジア映画の窓」部門から若手監督の作品を選出)

『ローナ、アジムズマザー(原題)/Rona, Azim’s Mother』監督:ヤムシッド・マムーディ(アフガニスタン、イラン)

『ザ・リブ(原題)The Rib』監督:チャン・イ(中国)

■BIFF Mecenat 賞(ドキュメンタリー)

『オープニング・クロージング・フォゲッティング(原題)/Opening Closing Forgetting』監督:ジェームス・T・ホン(台湾)

『アーミー(原題)/ARMY』監督:ケルヴィン・キョン・クン・パク(韓国)

■今年の俳優賞(韓国の新星に贈られる賞)

イ・ジュヨン『マギー(原題)/ Maggie』

チェ・ヒソ『アワー・ボディ(原題)/ Our Body』

■KNN観客賞

『ハウス・オブ・ハミングバード(原題)/ House of Hummingbird』監督:キム・ボラ(韓国)

■市民批評家賞

『マギー(原題)/ Maggie』監督:YI Okseop(韓国)

■釜山シネフィル賞

『ブルース・リー・アンド・ジ・アウトロー(原題)/ Bruce Lee and the Outlaw』監督:ヨースト・ヴァンデブルグ(イギリス、オランダ、チェコ共和国)

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