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米雇用急減速2万人増 予想を大幅に下回る

毎日新聞 のロゴ 毎日新聞 2019/03/09 00:30 毎日新聞

 【ワシントン中井正裕】米労働省が8日発表した2月の雇用統計(速報値)によると、景気動向を敏感に映す非農業部門の就業者数は、季節調整済みで前月比2万人増と前月(31万1000人増)から急減速した。2017年9月以来1年5カ月ぶりの低水準。米中貿易戦争や世界経済減速が米国経済に波及しつつあるとの懸念が高まりそうだ。

 雇用の伸びは市場の事前予想の18万人程度を大幅に下回った。業種別では、住宅市場の頭打ちを反映して建設業は3万1000人減少。米中摩擦の影響が懸念される製造業は4000人の微増にとどまった。

 一方、失業率は3.8%で前月から0.2ポイント低下し、昨年11月(3.7%)以来の水準に改善した。物価上昇(インフレ)率の動向を占う上で注目される平均時給は、前年同月比3.4%増と前月(3.2%増)から上昇し、09年4月以来、約10年ぶりの上昇幅を記録した。

 米連邦準備制度理事会(FRB)は1月、世界経済の先行きリスクを見極めるため利上げの一時休止を判断した。2月時点の雇用の伸びは急減速したが、失業率や賃金は改善しており、ほぼ全ての求職者が雇用された「完全雇用」状態に近づいているとの見方もある。経済動向は見極めづらく、FRBの様子見姿勢は当面続きそうだ。

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