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人生に3回ある「貯蓄のゴールデンエイジ」とは?

All About のロゴ All About 2019/01/06 19:30 西山 美紀(マネーガイド)
貯蓄ができるようになる大切な時期=貯蓄のゴールデンエイジは、いったいいつなのでしょうか。大人のケースについてお伝えします。 © All About, Inc. 貯蓄ができるようになる大切な時期=貯蓄のゴールデンエイジは、いったいいつなのでしょうか。大人のケースについてお伝えします。

貯蓄のゴールデンエイジを逃さない!

子どもの運動神経がよくなったり、スポーツが上達したりする大切な時期として、「ゴールデンエイジ」という言葉があります。一般的には幼少期にプレゴールデンエイジがあり、その時期の運動経験によって、9~12歳ごろのゴールデンエイジと呼ばれる時期に、能力の伸びに大きく影響すると聞きます。

私の上の子どもも、今まさに9歳で、本人はさておき、周りの友だちの姿をみるたびに、スポーツがぐんぐん上達していて驚くばかりです。

では、これを“貯蓄”に置き換えるとどうでしょうか。貯蓄は、やる気があれば、いつでも気づいたときから始められるものですが、貯蓄がしやすくなり、これからの貯蓄がぐんと伸びる可能性が高まる時期=いわば「貯蓄のゴールデンエイジ(大人バージョン)」というものが、私はあると考えています。

それは、大きく分けて3回。今その時期にいる人は、貯蓄の能力を伸ばすチャンス! ぜひ意識してみてください。

(※エイジ=年齢ですが、ここでは“時期”としてお伝えします。また、運動の場合はプレゴールデンエイジ、ゴールデンエイジなどと段階がありますが、ここではすべてをひっくるめて「貯蓄のゴールデンエイジ」としてお伝えしています)

1回目:社会人になってから

学生から社会人になると、手にするお金がぐんと増えます。そのお金で、日々の生活をやりくりしながら、これからの人生設計を立てていくことになります。

そんなとき、どう考えてどう行動するか、はじめの一歩がとても重要です。

「(学生時代と比べて)たくさんお金が入るから、どんどん使ってしまおう」と、次のお給料日までに使い切ってしまう生活を始めると、貯められない人まっしぐら。特に、社会人1年目は住民税の支払いがなく、2年目から支払うことになりますので、2年目以降に手取りが減ったりして、だんだん窮地に陥っていくケースもあります。

社会人になったら、「まずはお給料の1割(実家暮らしなら3~4割)を貯める」→「残ったお金で生活する」というクセをつけることが大切です。

一度そのクセがつけば、「貯めなきゃ」と焦ることもなく、「自分は貯められないんだ」と落ち込むこともなく、自然と貯められる人になれるのです。

2回目:結婚してすぐ

結婚すると、お金の面でも大きな転換点となります。それまで、それぞれの考えでお金と付き合っている人同士が、一緒に生活をすることになります。結婚生活はハッピーな面が多いですが、一方でお金の使い方や貯め方について意見が分かれてしまう場合も……。

最初にお金について話ができていないと、相手のお金の使い方や貯め方について疑問を感じたままずるずると月日がたち、いつしか関係性がこじれてしまう恐れもあります。

まずは、お金の知識があるほうが積極的に話しかけて、これからどうやってお金を使いたいか、貯めていきたいかということを、相手の気持ちを尊重しながら話し合っておけるとよいでしょう。

また、共働き夫婦になると、一般的にはお金にゆとりができます。基本的に2人暮らしの生活費は、1人暮らしの生活費の2倍よりも少なくて済みますので、ダブルインカムで収入が増え、出費が減るとなると、お金にゆとりが生まれますよね。

ですが、それに甘んじて散財していると、今後子どもが生まれたり、夫婦どちらかが仕事をやめたり、転職によってお給料が下がったりというときに、対応できなくなってしまいます。「旅行をしたいな」「家を買いたいな」などと思ったときに、まとまったお金がなくて、断念することになったらもったいないこと。

2人の生活を楽しみながらも、「先にしっかり貯めて」→「残ったお金を楽しく使う」というお金の流れを意識しましょう。毎月貯める仕組みがあれば、あとは勝手に貯まっていきます。そして、夫婦で少しでも意識をあわせられるように、時々話し合い、貯蓄額を確認するのがおすすめです。

3回目:子どもが生まれたすぐ後

子どもが生まれると、急ににぎやかになり、生活が一変すると思います。とはいっても、子どもがすぐに習い事をしたり、塾に通ったりするわけではありませんので、子どもが小さいうちは一般的にあまりお金がかかりません。

私も、子どもが乳幼児のうちはあまり気づきませんでしたが、実は子どもが大きくなるにつれて、必要なお金が右肩上がりに増えていきます。習い事をするようになり、外食にいけば1人前を食べるようになり、「あそこに行きたい」「ここに行きたい」「これが欲しい」という欲求も増えていきます。

中高生の親御さんは、「子どもに手はかからなくなったけど、その分お金がかかるようになった」と、ため息混じりでよく話されます。事実、私立に進んだり、塾に行ったり、お小遣いや携帯電話代など、いろいろなお金が必要になりますよね。

ですから、子どもが生まれたすぐあとは、実は“大きな貯め時”です。ここで、収入のすべてを使い切っていると、その生活に慣れてしまって貯蓄できない家庭になってしまう恐れがあります。将来お子さんが「私立に行きたい」「留学をしたい」などと大きなお金が伴う希望が出てきたときに、「子どもが小さいときに貯めておけばよかった……」などと後悔したらもったいないこと。

子どもが生まれたすぐ後から、子どもの将来のことを考えながら、「今はその時期に向けた貯め時だ」という意識で、計画を立ててお金を準備していきましょう。スタートダッシュのように子どもが小さいうちから始めることで、貯蓄が自然とできるようになるはずです。

番外編:他にもある? 貯蓄の“マイゴールデンエイジ”

大人の貯蓄のゴールデンエイジをお伝えしましたが、「もうとっくにその時期は過ぎた」「今はその時期ではない」という方もいらっしゃると思います。

実は、前述の3つの時期に共通するのは「人生の変わり目」だということ。

例えば、「転職をした」「引っ越しをした」という物理的な変わり目でも、まさに貯蓄を始められるゴールデンエイジ。「お金を貯めてやりたいことができた」「ふと散財に気づいて……自分を変えたいと思った」という気持ちの変わり目も、貯蓄のゴールデンエイジになりえます。

やる気こそが大きな原動力になるので、物理的や精神的な変わり目で「お金を貯めよう」と思ったら、それが「貯蓄の“マイゴールデンエイジ”」ととらえて、毎月少しずつ貯めていきましょう。それがいつしか大きな貯蓄となり、未来の自分がやりたいことをきっと叶えてくれるはずです。

ただし、貯蓄は最大瞬間風速的にがんばるものではなく、長く続けていくものですから、いずれにしても“無理をしないこと”が大切。ゴールデンエイジの人、そしてマイゴールデンエイジの人は、ぜひ無理をしない程度に、未来に向けてお金を貯めていってくださいね。

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