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投資では「タイミングを計るべきでない」とは?

All About のロゴ All About 2017/10/07 北川 邦弘
投資とはタイミングを計って、売ったり買ったりを繰り返すものという思い込みがこの国にはあります。しかし、タイミングを計ってはいけないという原則を持っている米国人もいます。自分の経験からも、タイミングを計らない人の方が、確実に資産を増やすことができます。そのワケをご案内します。 © オールアバウト 提供 投資とはタイミングを計って、売ったり買ったりを繰り返すものという思い込みがこの国にはあります。しかし、タイミングを計ってはいけないという原則を持っている米国人もいます。自分の経験からも、タイミングを計らない人の方が、確実に資産を増やすことができます。そのワケをご案内します。

アメリカ人投資家は……

アメリカの投資家から”タイミングを計るべきでない”という原則を、教わったことがあります。

日本人には理解しがたい投資ルールがあります

それって意外だと思いませんか?日本人のほとんどの投資家は、タイミングを計ることに汲々としています。つまり、底値で買ってピークで売り抜けようとします。あたかも、タイミングを計ることが儲けの源泉であるかのような思い込みがあります。

今日は、日本人に理解されづらい、この投資法則を解説いたします。なぜ、タイミングを計ってはいけないのか?理由は、3つあります。分らないから計らない。いつもコツコツすべきだから。時間をムダにしてはいけないからです。

分らないから計らない

タイミングを計ってはいけない理由の第一は、真のタイミングなど私たちには分らないからです。明日の株価を知る人はいません。たまに当たることもあるでしょうが、はずさない人は一人もいません。正確に予測できないことにヤマを張れば、9回成功しても1回の失敗で、すべてを失うことがあります。

タイミングを計ろうとするから、タイミングに裏をかかれます。投資の参入が遅れれば、上がる株価を指をくわえて見ていることになるし、急いで売ってしまえば、現状維持で得られたはずの利益を棒に振ることになります。

そうした人の心に潜むのは、損をしたくないという恐怖心です。恐怖心を制御できないと、よけいにタイミングにこだわりたくなります。

時間分散のために計らない

投資でもっとも確実な方法は、コツコツと投資を続けることです。それを時間分散と呼びます。

自分の未熟な判断で、いきなり始めたり、突然撤退したりするから、損失が大きくなるのであって、時間分散できている人は損をしにくいのです。リーマンショックを見ても分ります。あれだけの株価暴落の嵐を簡単に乗り越えたのは、いつもコツコツ投資する普通の人だったのです。

コツコツ続けられる人がタイミングを計る必要がないのは、時間という宝物を生かしているからです。どんな時代でも、早く投資した人が、10年後から始めた人に抜かれることはありませんでした。タイミングよりも、早く始めて長く続けることが大事なのです。

時間をムダにしない

最後の理由は、時間が大切だから計らない。あなたの人生に関わることです。タイミングを計ろうとするあまり、投資の勉強にムダな時間を使っていませんか?どんなに真剣に勉強しようとも、その情報が役に立たなければ、それはムダです。

それに比べて、私たちは時間をかければ確実に前進できる人生のテーマを持っています。たとえば、仕事上のスキルを磨く、家族を大事にする、人脈を作る、身体を鍛える、教養を身につけるなどなど。かけた時間に応じてかならず報われるタスクは、いくらでもあります。

そうした本来の努力をするために、私たちは時間を必要としています。真剣に生きるなら、人生は短いのです。道草を食っているヒマはありません。

いつ上がるか下がるか分らないことを心配する必要がない人は、株価は右肩上がりで成長するという信念を持っている人です。事実、リーマンショックの直前に投資してしまったようなタイミングの悪い人ですら、5年後にはささやかな収益を得ることができたのです。その一方で、俊敏に動き過ぎて(損切りをしてしまって)いまだに、元本を失ったままの人もたくさんいます。

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