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衝撃の事実…「株で損をしたらナンピン買い」はウソ?

All About のロゴ All About 2019/10/02 12:20 中原 良太(マネーガイド)

「ナンピン買い(難平買い)」とは、保有株が値下がりしたとき買い増すことを指します。しかし、「なぜ、ナンピン買いが正しいのか?」説明する理論はありません。むしろ、科学の立場から見ると「株で損をしたらナンピン買い」はウソである可能性が高いです。 © All About, Inc. 「ナンピン買い(難平買い)」とは、保有株が値下がりしたとき買い増すことを指します。しかし、「なぜ、ナンピン買いが正しいのか?」説明する理論はありません。むしろ、科学の立場から見ると「株で損をしたらナンピン買い」はウソである可能性が高いです。 YouTubeで毎晩のように生放送をしていると、「今日は株で利益を出せました!」という個人投資家リスナーもいれば、「今日は損をしました……」というリスナーもいます。

そんな中、損をした個人投資家から、こんなご質問をよく頂きます。

「保有中の株が値下がりしてしまい、損を抱えています。◯◯という株をナンピン買いしようか悩んでいるのですが、中原さん、何かアドバイスをくれませんか?」

今回は、このご質問に中原が回答していきます。

そもそも、ナンピン買いとは何か?

「ナンピン買い(難平買い)」とは、保有している株式の株価が下がったとき、株式を買い増すことを指します。安くなった株を買い増しすることで平均購入単価が下がるので、推奨するアナリストもいます。

ナンピン買いは、初心者向けの株の本などで紹介されるテクニックの1つです。ナンピン買いは、分かりやすく、取っつきやすいため、広く知られています。

しかし、「なぜ、ナンピン買いが正しいのか?」を説明する理論はありません。

「株で損をしたらナンピン買い」はウソ?

科学の立場から見ると、「株で損をしたらナンピン買い」はウソである可能性が高いです。

ノーベル経済学賞を受賞した、ウィリアム・シャープの理論では、「資産運用では分散投資をすればするほどよい」という結論が得られました。つまり、

1種類の株しか買わないよりも、3種類の株を買った方がよく、

3種類の株しか買わないよりも、5種類の株を買った方がよく、

5種類の株しか買わないよりも、10種類の株を買った方がよい

ということです。

同様に、プリンストン大学の名誉教授であるバートン・マルキールも、著書の中で、「投資資金を30銘柄へ分散することで、銘柄固有のリスクは概ね減らすことができる」という旨を述べています。

しかし、ナンピン買いでは「同じ会社の株を買い増す」という判断をします。つまり、同じ株にお金を集中させる「集中投資をする」という判断です。この判断は、「分散投資するほどよい」という科学的な判断とは真逆です。

つまり、ナンピン買いは「ノーベル賞を受賞するほどの経済理論を真っ向から否定する、真逆の行為」ということです。

まとめ:どちらを信じる?

株式投資を始めたばかりの頃、筆者もナンピン買いをしていました。それも、初めて読んだ株の本に「株価が下がったらナンピン買いしよう」と書いてあったからです。

しかし、「どこぞのプロ(自称)が推奨するナンピン買い」と、「ノーベル経済学賞を受賞した経済理論」、どちらを信じるべきかは明らかでしょう。少なくとも筆者は、経済学を学び、投資理論を知った今は、ナンピン買いをしていません。

●参考文献:【衝撃の事実】「株で損をしたらナンピン買い」はウソ(https://allabout.co.jp/gm/gc/478604/)記事下段に記載

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