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買ってはいけない株主優待株の3つの特徴

All About のロゴ All About 2019/08/07 12:20 中原 良太(マネーガイド)

株初心者が陥りがちな失敗をもとに、「買ってはいけない株主優待株の3つの特徴」をご紹介しましょう。 © All About, Inc. 株初心者が陥りがちな失敗をもとに、「買ってはいけない株主優待株の3つの特徴」をご紹介しましょう。 最近、平日は毎晩YouTubeで株式投資の相談を受けています。YouTube放送では250名くらいの個人投資家の方が集まってくれます。投資家の方は皆、それぞれの悩みを抱えているようです。

中でも多いお問い合わせは、こんなご質問です。

「先日、株主優待目当てで、◯◯◯の株を買いました。この株は、中原さんから見て、どのように見えますか? 中原さんにとって、この会社の株は魅力的ですか?」

この類の質問を、毎晩のように頂きます。多くの個人投資家の方が、「株主優待を受け取りたい!」と期待している一方で、「この会社の株を持ってても、大丈夫なのだろうか……?」と心配しているようです。

実は、株主優待は魅力的な制度に見える一方で、落とし穴が多く、失敗する方も多いのです。それこそ、「3000円相当の株主優待を受け取るために、3万円も損してしまった!」という方もいらっしゃいます。

そこで、株初心者が陥りがちな失敗をもとに、「買ってはいけない株主優待株の3つの特徴」をご紹介しましょう。これから株主優待株を買う方は、これらの3つの特徴に気を付けることで、失敗を防ぐことができるでしょう。

1:割高な株

まず、「割高な株主優待株」を買ってはいけません。実は、株主優待株の多くは割高です。それもあり、多くの株初心者の方は、割高で危険な株主優待株を買ってしまいます。ぼくらは、同じ失敗をしないように注意しましょう。

株の割安性を知るには、「予想PER」を確認するのが有効です。目安として、「予想PERが20倍を超えると割高!」「予想PERが15倍を切ると割安!」といわれています。

現在、日本には3600社ほどの上場企業があり、そのうち約1450社が株主優待を配っています。しかし、1450社の株主優待株のうち、およそ500社は予想PERが20倍を超えている割高株です。

つまり、株主優待株のうち3分の1は「割高」といえます。優待に気を取られて割高な会社の株を買うと、たとえ株主優待を受け取れても、それ以上に株価が下がって損をしてしまいます。損をしないためにも、割高な株は買わないようにしましょう。

2:収益性の低い株

次に、「収益性の低い株主優待株」を買ってはいけません。株主優待株の多くは収益性が低く、事業が停滞しているところも数多くあります。ひどい場合は、会社が衰退しているにもかかわらず、株主優待制度をエサに株初心者を誘惑する会社もあります。

収益性の低い会社はブランド力が乏しく、今後の成長も期待できません。「収益性の低い会社の株は上がりにくい!」ことも、経済学者の研究によって判明しています。だから、たとえ魅力的な株主優待を受け取れるとしても、収益性の会社の株を買うのはオススメできません。

会社の収益性を確認するときには、「予想ROA」を確認するのが有効です。目安としては、「予想ROAが4%を超えると高収益」「予想ROAが4%を切ると低収益」と考えるとよいでしょう。

現在、日本では約1450社が株主優待を配っています。しかし、1450社の株主優待株のうち、およそ800社は予想ROAが4%を切っている低収益株です。

つまり、株主優待株のうち半分以上は「低収益株」といえます。低収益株を買うと、たとえ優待を貰えたとしても、株価が低迷し、リスクを取った割にお金を増やせない可能性があります。効率的にお金を増やしたい方は、低収益な株は買わないようにしましょう。

3:権利確定直前の株

最後に、「権利確定直前の株主優待株」は買ってはいけません。株主優待株は権利確定直前に株価が上がりやすい傾向があります。だから、権利確定直前に買うと、株価が上がった直後、つまり割高な価格で株を買う羽目になります。

証券経済学会年報に掲載された論文によると、「株主優待銘柄の株価は権利確定の3カ月前から上がりやすい!」ということが分かりました。よって、権利確定前の3カ月前に入ると、株価が上がってしまいやすく、株価が割高になる危険性があります。

よって、安く株主優待株を買いたい方は、権利確定直前の株主優待株は避けたほうがよいでしょう。

まとめ:賢くお金を増やし、上手に株主優待を受け取って

「株主優待はお得な制度だ!」というイメージが広まっていますが、それはあくまで「安くてよい会社の株を買った」場合に限っての話です。目の前にぶら下がった人参を手に入れようとして、「割高な株」や「低収益な株」を買い、落とし穴にハマってしまう投資家が多いです。

賢くお金を増やし、上手に株主優待を受け取るためにも、本記事でご紹介した3つのポイントを覚えておいて下さいね。

参考資料:買ってはいけない株主優待株の3つの特徴(https://allabout.co.jp/gm/gc/478333/)記事下段に記載

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