古いバージョンのブラウザーを使用しています。MSN を最適にご利用いただくために、サポートされているバージョンをご使用ください。

田原俊彦にハマるレイザーラモンRG あるあるの転機になるか?

NEWSポストセブン のロゴ NEWSポストセブン 2021/01/13 19:05
レイザーラモンRGに田原俊彦ブームが到来中 © NEWSポストセブン 提供 レイザーラモンRGに田原俊彦ブームが到来中

 レイザーラモンRGに田原俊彦ブームが到来しているようだ。1月7日、木曜パーソナリティーを務める『内山絵里加のふくわうち』(SBSラジオ)の15時台のコーナー『RGのずっと話してたい!』では、「今マジでトシちゃんブームです」と胸中を語り、『恋=Do!』『チャールストンにはまだ早い』『悲しみTOOヤング』をオンエアした。

 RGの得意技といえば、“あるあるネタ”だ。共演者にお題をもらい、ヒット曲に乗せながら「あるある早く言いたい~」などと歌詞を替えて歌い、最後に「~しがち」などとお題の“あるあるネタ”で締める。2009年頃から、このスタイルが好評を博している。

 以前『ごめんよ涙』を歌った際に「トシちゃんと声が似ている」と評されたというRGは田原俊彦の曲を「歌っていて気持ちいい。そういう歌が(あるある)ネタに使えると思って」と話し、「毎日、トシちゃんを聞きながら通勤しています」と曲の暗記に励んでいる。自身のツイッターでは、「#トシ練」というハッシュタグを付け、『君に薔薇薔薇…という感じ』『ラブ・シュプール』など連日にわたって、田原ソングを歌う姿をアップしている。ラジオで、韓国の人気グループBTSの話題が出ると、「BTSはBack to ToShi(バック・トゥ・トシ)の略」と返すほどハマっている様子だ。

 RGにとって、田原の楽曲との出会いは転機になるのではないか。田原の1980年代のヒット曲は、ディレクターの羽島亨氏を中心に、作曲家の筒美京平氏や編曲家の船山基紀氏など作家陣が“歌って踊って魅せる”ことを常に意識してきた。船山氏は、かつてこう話している。

〈トシちゃんみたいに踊れる人には、必ず“決め”をいっぱい作るんですよ〉(2019年11月27日・TBSラジオ『伊集院光とらじおと』)

 つまり、イントロやサビの直前、ラストなど様々な箇所に“決めポーズ”を入れやすいように曲を構成する。そのため、最後の歌詞を言う前に“間”が置かれることも頻繁にある。『君に薔薇薔薇…という感じ』『NINJIN娘』『シャワーな気分』『どうする?』『ジャングルJungle』などがその部類に入る。

 RGがこれらの曲を歌えば、最後に“あるあるネタ”を言う直前、一瞬の間が空いた後にオチに行けるため、今まで以上に視聴者の気を引ける。もちろん、そのパターンは今までも存在しただろう。しかし、田原の歌で統一すれば、1つの軸ができる。

 また、“決めポーズ”が多いため、RGにとっては“ネタの見せ場”が作りやすくなるはずだ。たとえば、『抱きしめてTONIGHT』で最後のポーズを決める時、持ちネタである三遊亭好楽のドヤ顔をすれば、ハマるに違いない。

 曲中に笑い出す前代未聞の『ブギ浮ぎI LOVE YOU』、〈時間よ止まれ〉と歌った後に本当に数秒間空く『顔に書いた恋愛小説』のように、田原のヒット曲にはエンターテイメント性が含まれている。これも、RGが“あるあるネタ”を歌う時に、大きなフックになるはずだ。

“あるあるネタ”が13年目を迎えたRG。田原がデビュー13年目に発売したシングル『思い出に負けない』という言葉の如く、“あるあるネタ”も新たなステージに入るかもしれない。

■文/岡野誠:ライター、笑点研究家。著書『田原俊彦論 芸能界アイドル戦記1979-2018』(青弓社)では本人へのインタビュー、野村宏伸など関係者への取材、膨大な資料を緻密に読解し、人気絶頂からバッシング、苦境、現在の復活まで熱のこもった筆致で描き出した。巻末資料では田原の1982年、1988年の全出演番組(計534本)の視聴率やテレビ欄の文言、番組内容などを掲載。

配信元サイトで読む

image beaconimage beaconimage beacon