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ビデオゲーム・ストリーミングの勝者を目指すハイテク企業

ZUU Online のロゴ ZUU Online 2019/03/13 19:00
出典:Getty Images © ビデオゲーム・ストリーミングの勝者を目指すハイテク企業 出典:Getty Images

-マイクロソフト、ソニー、アルファベット、アマゾン、アップル等が「ビデオゲームのネットフリックス」を狙っています-

モトリーフール米国本社、2019年3月10日投稿記事より

ビデオゲーム業界は、ゲームがゲームセンターから家庭に移って以降、ほぼ同じビジネスモデルに依存してきました。熱心なゲームユーザーは、ソニー(ティッカー:SNE)のPlayStation 4やマイクロソフト(ティッカー:MSFT)のXbox Oneやゲーム対応PCを購入し、そしてゲームソフトを買ってゲームを楽しんできました。デジタルダウンロード等の変化はありましたが、最近までゲームソフトは個別に購入されてきました。しかし、そういった日々はもはや長くないかもしれません。ビデオゲームにおいても、初のサブスクリプション・ストリーミングサービスが既に開始されています。映画、テレビ、そして音楽のように、ビデオゲームもサブスクリプション・ストリーミングサービスの到来により、既存のビジネスモデルが崩壊しつつあります。

一部の企業は既にビデオゲームのストリーミングサービスを開始しており、また一部の企業はまだ計画段階にあります。まだ早期の段階ですが、大手企業の中には、ビデオゲームのサブスクリプション・ストリーミングに大きく賭けています。どの企業がトップに躍り出るのでしょうか?

■ 早期参入とプラットフォームサービスの相乗効果

一部のテクノロジー大手企業は、現在サブスクリプション・ストリーミングサービスを計画しているところですが、先頭企業に対して既に一歩遅れています。エヌビディア(ティッカー:NVDA)は、GeForce Nowというビデオゲーム・ストリーミング・サービスを提供しています。このサービスは、PC、Mac、そして同社独自のゲームおよびビデオストリーミング・デバイスであるNVIDIA Shield TVで利用できるようになっています。ゲーム機の主要企業であるマイクロソフトとソニーも、ビデオゲーム・ストリーミングに参入している。マイクロソフトのXbox Game PassとソニーのPlayStation Nowはそれぞれのゲーム機で利用できるようになっている。PlayStaion NowはPCでも動くようになっている。

ビデオゲーム・ストリーミング・サービスのいち早いスタートは、どれだけ重要でしょうか?ソニーとマイクロソフトがストリーミングサービスとゲーム機において確立した接続を考えると、これは重要かもしれません。ソニーは、累計9,160万台のPlayStation 4を販売しており、PlayStaion Nowはこのゲーム機でのみ動きます。ハードウェアにおけるソニーの優位性は、これまでのところストリーミング・サブスクリプションにおける優位性につながっています。

調査会社SuperDataによると、PlayStation Nowは、2018年第3四半期に1億4,300万ドルの売上をあげており、他社のビデオゲーム・ストリーミング・サービスの追随を許していません。

以上を念頭に置いて、任天堂にも注目する価値があります。Switchは、2年前のデビュー以来3,200万台以上販売されています。史上、他のどのゲーム機よりも早く売れて、累計2,000万台に達しました。

任天堂のオンライン・サブスクリプション・ストリーミングサービスには、過去のゲーム機で使われたゲームのストリーミング版を幾つか提供しています。任天堂が、新しいゲームをサポートするビデオゲーム・ストリーミング・サービスの構築を検討している可能性があります。

■ 様子をうかがっている他のテクノロジー大手

ゲーム機プラットフォームを持つマイクロソフト、ソニー、任天堂には、明らかな強みがあります。そして、PCゲーム向けハードウェアを持つエヌビディアも、その一群に入っています。しかし、他のテクノロジー大手企業が手をこまねいて見ているわけではありません。

アップル(ティッカー:AAPL)は、ビデオゲーム制作およびビデオゲーム・ストリーミング・サービスに取り組んでいると言われています。アルファベットのグーグルは、「プロジェクト・ストリーム」と呼ばれるビデオゲーム・ストリーミング・サービスを開発中です。そしてアマゾン(ティッカー:AMZN)も、ビデオゲーム・ストリーミング・サービスを開発していると言われています。

アマゾン、アップル、グーグルは、独自のゲーム機を持っていないかもしれませんが、ビデオゲーム・ストリーミング市場を攻略する上で別の選択肢があります。たとえば、エヌビディアと同様に、ビデオゲーム・ストリーミングを十分に楽しめるような充実したハードウェア仕様のストリーミング・デバイスを提供することが可能です。

また、ワイヤレス転送プロトコルを利用して、ビデオゲームをコンピューターからストリーミング・デバイスに移すことができます。たとえば、アップルの場合、MacBookでビデオゲーム・ストリーミング・サービスを実行後、AirPlayを使ってビデオゲームをApple TVに送信できます。

■ 強みを持つのはどの企業か?

クラウドコンピューティングは、長期的には、独自のゲーム機を持つマイクロソフトやソニーの強みを低下させる可能性があります。

しかし、コンピューティング能力が全てを変えるわけではありません。マイクロソフトとソニーは、既存および潜在的なストリーミングサービスのユーザーを抱えています。これは、両社が既にゲーム機をベースとした熱心なユーザー・ベースを持っているからです。さらに両社は、社内にゲーム開発チームを擁しているので、コンテンツ制作コストを抑えることができます(これは任天堂にも当てはまるのですが、同社の場合、これまで日本国内でのみ真剣にストリーミングに取り組んできました)。

先行スタートと上述の強みを考慮すると、マイクロソフトとソニーが、現時点においては優位に立っていると考えられます。(提供: The Motley Fool Japan)

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