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ゴーン前会長を特別背任などで追起訴 ケリー被告は3年分の虚偽記載で

毎日新聞 のロゴ 毎日新聞 2019/01/11 14:42 毎日新聞
カルロス・ゴーン前会長=徳野仁子撮影 © 毎日新聞 カルロス・ゴーン前会長=徳野仁子撮影

 日産自動車の資金を私的に流用するなどしたとして東京地検特捜部は11日、前会長のカルロス・ゴーン容疑者(64)を会社法違反(特別背任)で追起訴した。また、同社の2015~17年度の有価証券報告書に一部の役員報酬を記載しなかったとして前会長と前代表取締役のグレッグ・ケリー被告(62)、法人としての日産を金融商品取引法違反で追起訴した。前会長は3回、前代表取締役は2回の逮捕分全てで起訴されたことになる。2人はいずれの起訴内容も否認している。

 2人は昨年11月19日、10~14年度のゴーン前会長の役員報酬のうち計約50億円を同報告書に記載しなかった疑いで逮捕され、同12月10日に起訴されていた。

 今回の起訴内容は、2人は15~17年度の前会長の役員報酬のうち計約40億円も記載しなかったとされる(金商法違反)。また、前会長は新生銀行と契約した私的取引で多額の損失が出たため、08年、約18億5000万円の損失を含む契約を自身から日産に付け替えた▽この契約を自身に戻す際、信用保証に協力したサウジアラビアの知人に09~12年、日産子会社から計1470万ドル(当時のレートで約13億円)を送金し、日産に損害を与えた(会社法違反)――とされる。

 一方、日産は会社法違反での起訴前に地検に刑事告訴したことを明らかにした。告訴内容について「多額の会社資金の不正な支出は到底容認できず、厳重な処罰を求める」とした上で、「このような事態に至ったことを大変重く受け止める。今後、更なるガバナンスの強化に努める」などとコメントした。

 ゴーン前会長の弁護人は追起訴を受け、前会長の保釈を東京地裁に請求した。【巽賢司、遠山和宏、金寿英】

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