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「すみません、ずっと潰してました」空き缶の捨て方、ゴミ清掃員芸人が明かす真実に驚き「理由を聞いて納得」

まいどなニュース のロゴ まいどなニュース 2022/12/23 08:00 まいどなニュース

積み上げられたギュウギュウの四角い塊。なんと、こちらは空き缶の処理過程を撮影したもの。普段の生活では見慣れない衝撃画像とともに「地域によって違いますが、軽くゆすいで“潰さずに”出してという自治体が少なくないです。おはようございます。ゴミ清掃員の滝沢です。理由は写真のように機械で潰して互いの缶で噛み合わせているので、潰れていると噛み合わなくなるからです。なので蓋は取ってくれると嬉しいです!」と、Twitterにアップしたマシンガンズ滝沢さん(@takizawa0914)の投稿に注目が集まっています。

ずらりと並ぶ立方体、これは回収した空き缶をスクラップしたものです。このように缶は機械で潰すときに缶同士のかみ合わせで崩れないようにしています(提供:マシンガンズ滝沢さん) ずらりと並ぶ立方体、これは回収した空き缶をスクラップしたものです。このように缶は機械で潰すときに缶同士のかみ合わせで崩れないようにしています(提供:マシンガンズ滝沢さん)

ふいに「空き缶の捨て方、どうしてます?」と聞かれ、「え?普通に潰して捨ててますけど?」と答えが返ってくることのいかに多いことか。リプライにも

「すみません、ずっと潰してました」

「かさを減らしたくて、缶潰し器で潰しまくってました」

「かさばるじゃん、とか思ってたけど、理由を聞いて納得」

「なるほど~!!理由が分かると、蓋は外すし、潰さない」

など、驚きの声を寄せる“潰す派”が続出。ほかにも

「うちの自治体は潰す派でした!こうして問題提起してくださると調べるきっかけになってありがたい」

「なんで『潰さず』なのか疑問に思ってました」

「うちはまさにそれです。潰した空き缶は、資源ゴミではなく金属ゴミに入れてとまで言われてます」

と、投稿をきっかけに捨て方を見直す人、ナゾが解けスッキリした人など、様々な反応が相次いで寄せられています。

今回の投稿者マシンガンズ滝沢さんは、芸人として活動の傍ら、ゴミ清掃員として働きながら『ゴミ清掃員の日常(講談社コミックプラス)』『このゴミは収集できません(角川文庫)』『ごみ育(太田出版)』など、多くの著作を上梓。2020年には環境省の「サステナビリティ広報大使」第一号に任命され、今やゴミ研究家としても知られる滝沢さんに、反響についてお話を聞きました。

空き缶は「資源ゴミ」ではなく「資源」となるように回収日に出すのが大切!

自治体によって空き缶の捨て方に違いがありますが、多くの自治体は、アルミ缶は中をきれいに洗ってそのままで、缶詰の蓋は外してから出しましょう(提供:マシンガンズ滝沢さん) 自治体によって空き缶の捨て方に違いがありますが、多くの自治体は、アルミ缶は中をきれいに洗ってそのままで、缶詰の蓋は外してから出しましょう(提供:マシンガンズ滝沢さん)

ーー「潰す」か「潰さない」か、自治体で空き缶の捨て方に違いがあったとは驚きです。

「そうですね。画像で示したように固めるところもあれば、処理方法が違うところもあるので、一概に「潰さないで」というわけではないんですが。本来、潰さない方がありがたい所でも、良かれと思って潰して出してる方も多いんですよね。実際、潰した方が量を減らして、たくさん出せるから、という所もありますし」

ーー恥ずかしながら、そもそも「潰す」のが当たり前だと思ってました。ドラマとかで、ビール缶を飲み終わった後にグシャッってシーンもよくありますが…。

「あ~~って思うこともあります。そこの自治体の案内、見てるかなって。機械で固めるところだと、捨てる時点で潰してしまってたら噛み合わないから、漏れ出てしまうのですよね。アルミ缶みたいに、リサイクルできるものを『資源ゴミ』って言うけど、あれは『資源』であって『ゴミ』じゃないですから」

しっかり空き缶同士がかみ合っていると、スクラップを持ち上げても崩れません(提供:マシンガンズ滝沢さん) しっかり空き缶同士がかみ合っていると、スクラップを持ち上げても崩れません(提供:マシンガンズ滝沢さん)

ーー「資源」であって「ゴミ」じゃない! 当たり前ですが、改めて聞くとハッとします。

「仕方ないですよね、ゴミのことを誰も学ばない。ゴミ捨ての日に出してしまった後、どうなるのか知らない人がほとんどですよね。目の前からなくなると『消えた』ように思っているけど、燃やしてもゴミはなくならないんです。何かを燃やした時も、燃えカスは残るでしょ。それと同じです」

ーー確かにそうですよね。ゴミを燃やした後の大量の燃えカスって…。

「最終処分場で埋め立てになります。その残余年数が、日本全国平均で約20年くらいなんですよね。言い換えると20年くらいでゴミを捨てる場所がなくなってしまう。その猶予も自治体によってバラバラで、東京は50年分。少ない所だと4~5年ってところもあるんです。これは環境省のホームページにも公表されてること。だからリサイクルできる『資源』は大切で、正しく活用するために、ゴミの捨て方を知ることが重要なんです」

ーーまさにゴミは学びですね。ゴミの捨て方もきちんと学びたいです。

「はい。だから僕も“ゴミ研究家”を名乗ってます。生きてると必ずゴミはでてくるし、人間が生きる営みの循環の中に必ずある。だから、できれば子どものうちに学んでおくことが大切だと思う」

子どもが読みやすいよう、絵本『ゴミはボクらのたからもの(幻冬舎)』(共著・326 ナカムラミツル)も出版しているマシンガンズ滝沢さん。大人の方々は、好評発売中の新刊『このゴミは収集できません(角川文庫)』をぜひ。

さて、自分が住む自治体では、捨てた空き缶がどうなっているのか。マシンガンズ滝沢さんのツイートをきっかけに、

「確認してみようと思います」

「難しいですね、いろんな情報があって」

「ペットボトルはどうなんでしょ?」

「ツナ缶のようなプルタブ蓋は、そのまま捨てると危ないと思うのですが、どうやって捨てるのがベスト?」

と、我を省みる人から、さらなる探究心を見せる人まで、Twitterでもゴミの捨て方に対する関心が広がっています。 

うっかり、そのまま捨てると大惨事の「リチウム電池」や「ウレタンビーズクッション」。聞かれると即答できない「包丁」の捨て方など、マシンガンズ滝沢さんの投稿には、ゴミ出し問題の解答やゴミの行く末まで、知っておきたいゴミ情報が盛りだくさんです。

■マシンガンズ滝沢さんの投稿はこちら

https://twitter.com/takizawa0914

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・みやなお)

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