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元GIジョッキー安田康彦が「西成でドヤ街生活」を告白

NEWSポストセブン のロゴ NEWSポストセブン 2020/11/08 07:05
元GIジョッキー安田康彦氏にいったい何が…(2001年の宝塚記念。共同通信社) © NEWSポストセブン 提供 元GIジョッキー安田康彦氏にいったい何が…(2001年の宝塚記念。共同通信社)

“牝馬三冠”デアリングタクト、“クラシック三冠”コントレイル、そして“GI芝最多8勝”アーモンドアイと歴代最強クラスの名馬たちが揃う現在の競馬界。

だが、この盛り上がりに脇目も振らずに働く元GIジョッキーがいる。安田康彦(48)。1999年秋華賞では12番人気でGI初優勝、2001年の宝塚記念ではメイショウドトウに騎乗して当時最強と言われたテイエムオペラオーに勝つなど“穴男”として人気を博した男の姿は大阪・西成にあった。

「ドヤ街に住んで日雇いの仕事をしていました。朝5時にセンター(西成労働福祉センター)付近に手配師のバンが止まっていて、日給1万円ほど。コロナ禍でも仕事は意外とありました」(安田氏、以下同)

安田氏は2006年に引退。翌年に泥酔状態でコンビニ店員へ絡み、恐喝容疑で逮捕された。その後、海外放浪を経てタイで生活していたが貯金が底を尽き、日本へ出稼ぎに来る生活を繰り返していた。

「4月末に日本に帰ってきましたが、工場がストップして働き口がない。日雇いの仕事ならと思い、西成に行ったんです。ドヤ街は一泊1000円ほどで3畳の部屋にベッドだけでしたが、エアコンがあったので快適でした。仕事は工事現場での単純作業が主で、現場の人から素性を聞かれることもなく気楽でした」

仕事にありつけるのは3日に1回。仕事がない日は、飲み歩きもせず、ただ時間が過ぎるのを待った。タイで暮らす6歳の息子のためだという。

「妻に毎月3万5000円の仕送りをしないと息子と電話させてもらえない。息子がいなかったら死んでいますよ(笑い)。この時勢だからタイに戻れないのが寂しいです」

最近は愛知県郊外に“出稼ぎ”し、cの工場の夜勤で食いつないでいる。最後に、古巣の盛り上がりについてこう語る。

「競馬界の人と連絡は取っていませんが、レースは定期的に観ていて、ユーチューブで予想をしています。秋華賞や菊花賞では三冠馬を本命に、2着、3着に来た穴馬も抜擢していました」

“穴男”の相馬眼は健在だ。

※週刊ポスト2020年11月20日号

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