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大阪桐蔭、PL超え春夏71発 ドラ1候補藤原2発

日刊スポーツ のロゴ 日刊スポーツ 2018/08/19 06:39 日刊スポーツ新聞社
大阪桐蔭対浦和学院 5回表大阪桐蔭2死、右越えにソロ本塁打を放つ藤原(撮影・前田充) © 日刊スポーツ新聞社 大阪桐蔭対浦和学院 5回表大阪桐蔭2死、右越えにソロ本塁打を放つ藤原(撮影・前田充)

 大阪桐蔭(北大阪)がPL学園超えのアーチ攻勢で浦和学院(南埼玉)を下し、準決勝に進出した。1試合4本塁打の猛攻の軸となったのは、今秋ドラフト1位候補の藤原恭大外野手(3年)。5回にプロ注目の渡辺勇太朗投手(3年)の内角直球を狙い打ち。右翼席への豪快弾でチームを勢いづけた。藤原は8回にもバックスクリーン弾。大阪桐蔭の春夏通算71発、夏48発はいずれもPL学園を抜いて最多となった。

 狙い通りだった。5回2死の第3打席。「ずっとインコースを狙っていました」。藤原は浦和学院・渡辺の初球、内角への143キロの直球を振り抜いた。高く舞い上がった打球は右翼スタンドへ。それまでチームも内角への球威ある直球に苦しんでいたが、大会屈指の好右腕を自身の通算31号で打ち砕いた。

 快音は1度ではなかった。8回、今度は3番手河北から真ん中に入ったチェンジアップを仕留め、バックスクリーンへ。「2本目は入るとは思いませんでした」。本人も驚く強烈ライナー弾だった。「今日は4番バッターとしての仕事ができたかなと思います」と普段は厳しい藤原も笑みがこぼれた。藤原の5回のアーチは、大阪桐蔭の夏の甲子園通算46本塁打目。PL学園の45本を抜き、歴代単独トップに立った。藤原は「知らなかったです」と照れたが、PL学園には特別な思いがある。

 藤原の2つ上の兄海成さんは16年夏で休部となったPL学園“最後の”野球部員だった。最後の夏は右肩痛を抱えながら左翼手として出場したが、大阪大会初戦で散った。「高校野球はあまり見なかったですが、中学生の時PL学園はすごいなと思った」。そんな兄を追って藤原も、一時はPL学園のユニホームを着る夢を抱いた。今年の正月に帰省した際には、海成さんから「勝負の年だぞ。頑張れ」と託されていた。兄からもらったアミュレット(お守り)は、今もかばんに忍ばせている。

 自らのバットで記録を塗り替え「偉大なチームですごいチーム。超えられたのはうれしいです」。16日の3回戦では4打数無安打。この日も第1打席は遊ゴロ、第2打席も詰まった適時内野安打だったが、第3打席からしっかり修正。終わってみれば、5打数4安打5打点の大暴れだ。

 2回の根尾、9回の石川のアーチと合わせ、大阪桐蔭は春夏通算本塁打も71本となり、こちらもPL学園を抜き、最多に。西谷浩一監督(48)も「PL学園を目標にずっとやってきた。勝つにはどうしたらいいかを考えていた」。だからこそ2度目の春夏の甲子園連覇が狙える位置にいる。偉業まであと2勝だ。【磯綾乃】

 ◆チーム1試合4本塁打 大阪桐蔭が記録。チーム1試合4本塁打以上は、09年中京大中京が花巻東戦で4本放って以来、大会7度目。1試合最多は06年智弁和歌山がマークした5本。

 ◆2度目のアベック弾 大阪桐蔭の根尾と藤原が沖学園戦に続き本塁打。同一大会のアベック弾2度は79年浪商の香川伸行、山本昭良、08年大阪桐蔭の奧村翔馬、萩原圭悟、12年光星学院の北條史也、田村龍弘に次いで4度目。

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