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井上尚弥1年ぶりリングも7Rに右ストレートで豪快KO…無観客の‘’聖地‘’ラスベガスでモンスターぶり発揮 通算20戦全勝17KO

中日スポーツ のロゴ 中日スポーツ 2020/11/01 21:00
写真は昨年のドネア戦の井上尚弥 © 中日スポーツ 提供 写真は昨年のドネア戦の井上尚弥

◇31日(日本時間1日)WBA&IBF世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 井上尚弥―ジェーソン・モロニー(米ネバダ州ラスベガス MGMグランド)

 王者の井上尚弥(27)=大橋=が挑戦者のWBO同級1位ジェーソン・モロニー(29)=豪州=に7回KOで圧勝。これで通算20戦全勝(17KO)とした。「ボクシングの聖地」ラスベガスのメインイベント初戦を飾った。

 トランクス、グローブ、ガウンもゴールドと黒に統一した井上尚は、落ち着いた表情で入場。父の真吾トレーナーと、両肩にWBAとIBFのベルトをかついだ松本トレーナーにつきそわれて決戦のリングに上がった。

 渡米前、井上尚は「絶対に倒します! 絶対に。それだけの意気込みでラスベガスに行くので」と宣言していた。その言葉どおりのアグレッシブな試合運びだった。1ラウンドからスピードの乗った動きでマロニーにプレッシャーをかけ、2ラウンドもストレートのような鋭い左ジャブをクリーンヒット。安定したディフェンスも光り、完全に主導権を握った。

 3ラウンドには右のアッパーも的確に当てて、ポイントを奪った。4ラウンドは互角の展開となったが、5ラウンド終盤にノーモーション気味の右ストレートがさく裂。マロニーがひるむ場面があった。

 6ラウンドにはカウンターで左フックを浴びせ、この試合、初めてのダウンを奪う。7ラウンドはカウンターで右ストレートを当て、試合を決めた。

 紆余(うよ)曲折を味わった末の試合だった。ラスベガスで4月25日に予定されていたWBO同級王者カシメロ(フィリピン)との3団体統一戦は新型コロナウイルス感染拡大で延期。再日程を模索したが、無観客興行になる影響などから交渉が難航。カシメロ陣営は交渉から離脱し9月に独自で防衛戦(3回KO勝ち)を行い、井上尚もモロニー戦へと舵を切った。練習面でも、緊急事態宣言後は本格的な対人練習ができない日々が続くなど思い通りにいかない日々があった。

 だが、井上尚のモチベーションは変わらなかった。「精神面もモンスターだと思った」と、大橋秀行会長は舌を巻く。無観客とはいえ、まさにボクサーとして脂ののった戦いを披露した。

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