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ソフトボール「投打二刀流」の藤田倭、2戦連発でけん引

毎日新聞 のロゴ 毎日新聞 2021/07/22 14:07 毎日新聞
【日本-メキシコ】二回裏日本1死、藤田倭が左越え本塁打を放つ=福島県営あづま球場で2021年7月22日、大西岳彦撮影 © 毎日新聞 提供 【日本-メキシコ】二回裏日本1死、藤田倭が左越え本塁打を放つ=福島県営あづま球場で2021年7月22日、大西岳彦撮影

 東京オリンピックのソフトボール1次リーグが22日、福島市の福島県営あづま球場で行われた。日本はメキシコと対戦した。

 日本が誇る「投打の二刀流」が乗ってきた。21日の初戦のオーストラリア戦で2ランを放った藤田倭(やまと)=ビックカメラ高崎=が2試合連続アーチ。まずは打撃でチームをけん引している。

 投手登録ながら強打も持ち味で、前日に続きDP(指名選手)として出場した。二回1死、3球目を豪快に振り切ると、打球は小雨を切り裂いて伸び、先制の左越えソロになった。ダイヤモンドを一周して仲間に祝福されると、一息ついてからブルペンへ。投球練習をし、投手としての出番に備えた。追いつかれた直後の五回は先頭で中前打を放ち、我妻悠香(ビックカメラ高崎)の勝ち越し適時二塁打を呼び込んだ。

 大会直前の7月上旬に行われたメキシコとの練習試合では8失点。本番に向けて不安が募ったが、「全てが悪かったわけじゃないんじゃない?」という上野由岐子(ビックカメラ高崎)の言葉に救われた。「落ちるところまで落ちたら、あとは上がるだけ」。上野と並ぶ投手陣の二枚看板の一人として気持ちを切り替えた。

 準優勝に終わった2018年の世界選手権。決勝の米国戦は2本塁打を放ったものの、投手としては延長十回まで1人で投げ抜いた上野を見守ることしかできなかった。「上野さんだけでは五輪で勝っていけない」。それから自身の成長を誓う言葉が増えた。「頼ってばかりではだめ」「成長しないと」。今季からはさらなる学びを求めて上野と同じチームでプレーする。

 倭という名前には、付けてくれた父の「日本を背負えるように」との願いが込められている。その通り、日本にとってなくてはならない存在に育っている。【細谷拓海】

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